見出し画像

ハリボテ正論系クソジジイ!!

私は木下斉さんのVoicyのクソジジイシリーズというものを偏愛しております。今回、弊社の人材育成部署的なところが、社員教育の外部講師として、なかなかイキのいいクソジジイを連れてきました!一周回ってなんだか嬉しくなってきたので、その話を書こうと思います!

※この世に蔓延するクソジジイを紹介するクソジジイシリーズのひとつ。上記の配信は有料配信になってしまいましたが、ご興味のある方は、木下斉さんのVoicyをフォローしていれば、いつかはクソジジイシリーズが聴けると思います。

ハリボテ正論系クソジジイあらわる


私が観測したのは、ハリボテ正論系クソジジイ。オンラインの社内研修なので直接的なダメージはないんですけどね。研修自体は新任管理職向けなのですが、一般社員にも聴いてもらおうと幅広くインビテーションが送られた次第です。

テーマは技術者向けに、イノベーションを起こして、大きなビジネスを立ち上げるにはどうすればいいか、というものだったので、私も興味深く聴くことにしました。

が、この講師が、「いつの時代の技術者に話してんの?」という時代錯誤な説教を一方的に上から目線でキレ気味にまくし立ててきてドン引き

「技術だけやってればいいと思っていてはダメ!」とか「技術だけでは世の中の課題は解決できない!」とか、

いや、誰も技術だけやってればいいなんて思ってねーし!

新任管理職には、私の同期や同じチームの先輩もいたので、なんだか凄くイライラ!

技術だけでは世の中を変えられない…うちの会社で、私たちの年代で、技術職やってれば、そんなこと、み〜んな骨身に滲みてる!その無力さも、不甲斐なさも、それでも自分たちの技術を世の中に届けて、世の中を良くしようと試行錯誤するひたむきな気持ちも、想像に難くない。管理職になろうと決めた人たちなら、なおさら。そんな人たちに対して、あなた失礼すぎない!?

他にも著名なビジネス書の引用や、有名人の名言をあちこちから引っ張ってきただけの、血肉の通ってない、ハリボテな御高説をたっぷり1時間半は説いて去っていきました。何様なのコイツ?

と思って講師の方の経歴をみたら…あなた…もしかして数年前に某社で業務整理された半導体屋さんじゃない?その後、他社で技術営業やってからの講師って…イノベーション実績ゼロじゃん!(いや、そりゃそんな凄い人、おいそれと呼べないのはわかるけど…)

もう…ダメだ…なんか哀しくなってきたクソジジイに歴史あり。こんなトコでイキって講師やってるくらいなら、熊本にでも行きなよ…というわけにもいかないのかな…まあ…6年だもんな。

…そうか、あの人、本当は過去の上司に怒ってたのかもな…。

正論に騙されちゃダメだよ、もう!

というクソジジイそのものは、まぁ、もう、いいんだけど、この研修に対する一部の人の反応にも、困ったなもんだな〜と思いました。

30歳くらいの後輩が「自分もそう思う!この人の言ってることは正しい!」となにやら感激していた様子。

いや、そりゃ正しいだろうよ。
だって、本に書いてあるんだもん。

他にも「そうだ!そうだ!」と言って、上司批判を始めた人もいたそうで(こっちは風の噂)、頭痛が痛い

いるんだよなぁ、力強く正論を言う人に、すんなり同調しちゃう人。まあ、私も騙されやすいタイプなので、人のこと言えないけど。それで我が身を正すならまだしも、他人の批判を始めたりするんだよね。

正論ってさ、言うだけなら誰にでも言えるし、手も頭も動かしてないヤツほど、歯切れよく正論吐けるんだよね。1ミリの迷いも葛藤も、それでも正論を言い切るための凄みもない。

そういう話を好きな人が、クソジジイに餌を撒いてると思うと、なんだか暗澹とした気持ちになるのでした(ー_ー)。

クソジジイという概念は素晴らしい!

最後に良かったこと。

研修中はずっと、講師の方に、もやもやイライラしていたわけですが、「お!これが噂のクソジジイじゃないか!?」と思った瞬間に、噂の生物を観た気分になって、なんか嬉しくなってきました!今度はもっと早く気付いて楽しみたいです!

あと、クソジジイが言ってた内容そのものは、(有名なビジネス書からの抜粋なので)面白かったですし、いろんな人に教育しようという弊社の心意気は素晴らしいし、ありがたい話ですね♪









いいなと思ったら応援しよう!