とっても幸せな夢
おはようございます、こねこです。
今日はとても幸せな夢を見ました。
幸せって色んな定義があるとは思いますが、ここでは胸が一杯になるという意味で使います。
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私が目を覚ますとそこは中学校で、ちょうど昼休みでした。
皆が思い思いの人と話したり駆け回ったりしながら休み時間を謳歌しているのですが、一人だけ教室の隅っこで絵を描いている同級生と思わしき男の子が……。
私はその時一人だったので、その子の隣の席に腰掛けて「何描いてるの?」と問いかけます。
すると、その子はチラリとこちらを不審そうな目で見ながら「……人に見せるための絵」と言いました。
ちょっと覗き込むとそこには幻想的な世界が広がっていました。
私がそれに感動して褒めちぎっていると、彼は長い前髪で目を隠しつつも喜んでいるのが空気でわかりました。
そこで、一旦場面が終わります。
次に気づくと、私はまた教室の隅にいる彼の姿を見つめていました。
背後から近づいていくとどうやらイヤホン(私の中学時代を反映しているのか有線)をして、指でリズムをとっているということがわかりました。
だから、私は彼の横を通り過ぎて踵を返してから彼の正面に向き直り、声を掛けました。
すると、彼はちょっと微笑んで隣に来るように私に促すとイヤホンの片方を私に差し出しました。
私はドキドキしながらそのイヤホンを受け取り、左耳につけます。すると、中学校で流行ってる曲が流れてきました……。
「ああ、これ!有名な曲だ」
「俺が作ったんだ」
「え!?」
そう打ち明けられたその日から彼と下校を共にするようになり、下校中に彼が作った曲やデモテープを一緒に聞くようになりました。
ここでまた場面が変わります。
私と彼は誰もいない夕方の教室で向き合っていました。
私が唐突に窓の外に見える海を見つめながら「海を渡るの」と言いました。
彼は「親の転勤?」と聞きます。
私はふと笑みを漏らして首を振り「ううん、留学するの」と答えます。
暫しの沈黙。
「俺、それでもいい。恋人になりたい」と彼が真っ直ぐ私の目を見ながら言いました。
「嬉しい……。けど、タイミングが悪いね。私は留学したら、手一杯になって貴方のことまで考えられなくなってしまう。それはお互いに苦しい。だから……」
彼は「わかった」と小さく呟きました。
そっと彼の側に寄った私は背が高くて細身のその身体を恐る恐る抱き締めました。
そして、最後の場面。
成長した私が東京の渋谷の交差点を歩いていると、ふと懐かしい声が。
見上げるとそこには巨大な広告塔に映る彼の姿。
「ああ、元気でやってるんだね。私も元気でやってる。結局二人とも、東京来ちゃったね」
そうやって私が独り言を言って終わります。
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なんだか、切ない恋でした。
似たような場面はあったものの、実体験でこんな恋をしたことなかったのに……願望が見せる夢だったのでしょうか。
切ないのに幸せでした。
キラキラしてました。
たまには、こんなとっても幸せな夢を見るのも良いですね。
それでは、良い一日を。
気負うことない、空気のような場所であってほしい。 記事に共感していただけたら、 サポートしていただけると幸いです。