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アダプテッド・スポーツの授業でハイフレックス型授業を実践する事例②

同僚の先生:そんなに荷物持ってどこ行くの?
私:授業ですw

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 ハイフレックス型授業に取り組みはじめてから,一回の授業に持っていく荷物の量が多くなりました。教室で授業を行うのであれば,もっと少なくて済むのですが,アリーナ(体育館)で行うためには色々とセッティングが必要です。これまでハイフレックス型授業を実施してきましたが,授業前1時間では準備が十分に整わないことも分かりました。
 今回は,どのような備品を使ってきたかを整理しておきたいと思います。アリーナ(体育館)や倉庫に保管されている備品についてはここでは割愛させていただきます。

 ※ 映像配信等の教育を受けてきたわけでもなく,四苦八苦,悪戦苦闘しながら実施しておりますことを予めご了承ください。ただ,機材を使うのは好きではあります。

【ビデオカメラ】SONYのα 6500を使用しています。 

【三脚】俯瞰撮影ができるタイプを使用しています。

【ワイヤレスマイク】RODE Wireless GO white ワイヤレスシステム WIGOW + PCの音声入力につなげるためのコード(SANWA SUPPLY ヘッドホン+マイク用変換アダプタケーブル(3極メスx2→4極オス))

 ※ マイクには苦労しています。アリーナですと,遠くて50m以上になることもあるので,Bluetooth製品だと知らない間に切れてしまうこともあり,RODE社製のものを使用することにしましたが,動きが伴うとブツブツとノイズが入るようです(オンライン参加学生からのフィードバック情報)。動作が安定すると,綺麗に聞こえるようになります。

【ノートPC】MacBook Pro (13-inch, 2018, Four Thunderbolt 3 Ports) プロセッサ 2.7 GHz クアッドコアIntel Core i7 メモリ 16 GB 2133 MHz LPDDR3 を使用しています。授業の様子を配信するためのメイン機材としています。

 ※ 配信用ソフトはzoomを使用しています。授業開始後,録画録音も行っており,授業終了後,Google Classroomより授業動画を共有しています。

【iPad Pro】iPad Pro 12.9インチ(第3世代)1TB  / zoomへはiPad Proからもログイン(アカウント2つでログイン)し,このiPad Proは共同ホストとなって授業動画を配信する役割を担っています。zoomの画面はアカウント2つともピンで固定し,デュアル画面のようにして配信しています。

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【スイッチャー】Blackmagic Design のATEM Miniを使用しています。

 ※ スイッチャー自体の機能は最大限に発揮できていないのですが,α6500からの映像を取り込んで,zoomに仲介してくれています。これまで,単体の変換器を使用していたのですが,ATEM Miniの方が60fpsで映像を配信する際には,勝手な感覚ですがスポーツの映像を綺麗にしてくれているような気がしています。USB-CでMacbook Proへ接続しています。

【HDMIコード】HDMI コードは下記の2種類を使用しています。改めて,使用するカメラ等の入出力端子を把握し,それに応じたHDMI等の規格を認識しておく必要があると感じました。

 ※ ① 一応ハイスピード対応と書かれていた両方がいわゆる通常のHDMI形状のもの(Type-A)。

 ※ ② α6500からの出力に応じていわゆるマイクロHDMI端子(Type-D)とType-Aのコードを備えているもの(ハイスピード_4K_1080p対応)。

【電源延長コード】5mの製品を使用しています。

 ※ アリーナの電源の位置にもよりますが,機材の配置場所等を調整することを考えると結構長くても良いのではないかと思っています。また,単純な延長コードではなく,何口か差し込めるタイプのものが良いです。

【かご】買い物かごやキャンプ用品としてのかごを使用しています。

 ※ かごがあると便利です。何かを無作為に入れるということがあり,色々な機材を運んでいく時も含め,とりあえず入れておくという使用方法もあります。キャンプ用のかごは折り畳めるタイプのものですので,入れるものがない場合には折り畳んでおくことができます。

【台車】あまり大きなものではありませんがスムーズに動いてくれるものを使用しています。

【ビブス】黄・緑・紫・青の4色を用意しています。

 ※ 対面授業では,ビブスを着用する必要がない運動やスポーツでもオンラインと併用時には色を使い分けることによって状況を判断し,視聴しやすい場合があります。 オンラインから見やすい色が何色かは,改めて検証する必要があります。

【バインダー】A4縦おき型のものを40枚

 ※ 授業時には授業で感じたことを記入する授業シートや授業案を配布しているのでそれらが,散乱しないように配布する時から用紙を挟んで渡しています。

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【サークルコーン / サークルマーカー】20枚

 ※ 簡易的なマーカーとしたりエリアを指定したり,時には踏んでも形状は元に戻りますので,便利だと思います。

【養生テープ】ピンク・緑

 ※ 養生テープもちょっとした目印にしたり,時には学生同士の交流を図るためにネームタグとして使用したり,色々と汎用性が高いと思います。ちなみに,ピンクはオンライン用の画面にははっきり映りませんでした。対面の学生は問題なく認識できました。

【メジャー】50m

  ※ 毎回持参していますが,使用頻度はほとんどありませんでした。

【空気入れ】自転車用

 ※ 競技用車いすを使用する際には,タイヤの空気を入れて準備を行います。毎回持参して,空気圧が低い場合には,空気を入れています。

【手指消毒用スプレー】2本

 ※ 必要に応じて学生の手指消毒を行っています。

【その他】

 カメラの充電器及びバッテリーの予備,Macbook proから入出力用USB-C端子,音を流す際にはスピーカー,スクリーンに投影する必要がある際にはプロジェクター,などです。

 細々としたものを含めると,色々なものが必要になることが分かりました(また気づいたことがあれば追記したいと思います)。

 そして授業が終わったら片付けが待っているという笑。片付けは次の授業がない学生にも手伝ってもらっています。いつも協力してくれる皆さんありがとう。

 対面授業に出席した学生の名簿を講師室にも届け,毎回完了していきます。

 事例③につづく。

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