海上がりの肩甲骨の痛みについて、、
こんにちは。
シニアサーファー応援トレーナー
サーファーズ身体管理学
近藤政隆です。
今日も気温が上がって暑いくらいでしたね。11月も下旬になるのに、、海に入ったら気持ち良かったんだろうな、、
さて、サーフィンをした後に肩甲骨の内側が痛くなるお悩みをお聞きしたので一緒に考えてみましょう。
血流不足からくる痛み
特に整形外科的な問題がなければ肩甲骨の内側の血流不足が考えられますね。筋肉が血流不足になると新鮮な血液が常に循環しなくなり酸素なども運ばれなくなってしまいます。そうすると悲鳴を上げるように痛みとして体が知らせようとします。
解剖して考える
ちょっと解剖学的に見てみましょう。後ろから見た背中の筋肉です。大きな広背筋と僧帽筋があります。
この黄色のラインの筋肉です。特に上側の僧帽筋は本当に大きいですね。この大きい筋肉も血流不足になって肩や首周りのコリなどの原因になります。
ただし肩甲骨の内側の痛みに対してはちょっと違うかもしれません。
ではこの大きい僧帽筋、広背筋を剥がしてみましょう。
そうすると肩甲骨周りの小さい筋肉群たちが現れます。それでこの黄色いラインで囲っている菱形の筋肉があります。これは菱形筋と言って背骨と肩甲骨をつないでいる筋肉です。
そんなに大きい筋肉ではないですよね。ただし肩甲骨内側にガッツリついています。そしてこの絵では見えないのですが肩甲下筋と言う肩甲骨の裏面から内側に向かってついている筋肉もあります。
引っ張られている菱形筋
デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると肩が巻き肩になってしまいます。そうするとこの真ん中にある菱形筋は常に引っ張られている状態で固まってしまいます。綱引きで言うとずっと引っ張っている状態です。めっちゃきついですよね?菱形筋はずーっと耐えているのです。そう考えると菱形筋の周りいわゆる肩甲骨の内側は慢性的な血流不足になっている可能性があります。
そしてこのままの状態でパドルがっつりサーフィンをしてしまうと普段血流の少ない菱形筋は柔軟性も乏しいのでかなりの無理がかかってしまいます。血流不足のままさらに労働を強いられる状態に、、( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そうならない為にもこの肩甲骨の内側に普段から動きやストレッチしてあげることが有効だと思います。
ストレッチポールを使ったオススメな身体のケア
みなさんストレッチポールってご存知ですか?スポーツ用品店やアマゾンにもあると思います。こんなやつです。
ちょっと固めな発泡スチロールみたいな感じですかね。座ることが多い仕事の方はこれを使って日々肩甲骨周り(内側)をほぐしてあげることってすごく重要だと思います。
やり方ですがこれをちょうど背骨の所にあて仰向けに寝てみます。
結構これだけでも普段猫背の方はイテテテ、、ってなります。このまま2~3分寝てみてください。結構気持ちいいです。
そのままの姿勢から前へならえをしてみます。
ここからまずは両手を横に開きます。肩甲骨でストレッチポールを挟むようなイメージです。
次は結構難しいんですが、中指を天井に届かせるようなイメージで腕はまっすぐなまま肩から上に向かって腕を伸ばします。
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この上下運動を3分ぐらい繰り返していきます。こうすることで先ほどの肩甲骨の内側周りの筋肉の血流や柔軟性、刺激を入れることができると思います。
仕事で、あ~!長く座っちゃったなー、、っていう時なんかの合間にやってもらうと日々のケアになります。
ただしストレッチポールがないとできないので職場に1本あってもいいかもしれませんね!
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