コミュニティの崩壊について

私は今日、コミュニティの崩壊について考えていた。

コミュニティ……といえば、学校や職場などでよく顔を合わせる人の間でできたコミュニティであったり、私の大学では実験がまあまあキツイので情報共有のためにできたコミュニティがあったりする。あとはオンラインゲームだとか、ゲームに限らず似た趣味を持つもの同士でできたものがある。それは雑談などをメインにしたものから、共に上達するためにできたものまで様々である。

私は色々なコミュニティの崩壊を見てきた。それは、私が深く関わったコミュニティに限った話ではないけれど。

例えば、私が高校一年生の頃仲が良く、意気投合した人たちがいた。私たちはその間でLINEグループをつくり、6人程いた。その人たちとは学校以外でも一緒にテニスをしに行ったり、祭りに行ったりするぐらい仲が良かったが、大学二年生が始まる頃にそのコミュニティは消滅した。そのグループには一人、俗に言うメンヘラ気質な人がいて、所謂かまってちゃんなところがあった。彼はうつ病を抱えていて、その割に大学ではかなり忙しいサークルに入ってしまったため、とても大変そうにしていた。そのため、グループでは愚痴を言うことが多くなった。私は似た病気を抱えているため、そういうこともあるよなというレベルに思っていたのだが、一人、その愚痴や相談に耐えきれずグループを抜けた。

その後も彼の言動が変わることはなく、もう一人完全に無言でグループを抜けた。私は長いこと相談に乗っていたが、私の返答が彼の思った通りのものでなかったのか既読スルーをされるようになり、そのグループでは会話が起こらなくなった。

私は今でもグループの内二人とは仲良くしている。夜な夜なゲームしたり、免許合宿行こうと言っているぐらいではある。

私が高校生の頃所属していたとあるゲームのコミュニティや、割と最近までいたオンラインゲームのコミュニティは、管理人が忙しくなって解散した。イベント的なものをまあまあ行っているコミュニティだったが、忙しくてそのイベントが行えない、サーバー維持のモチベがないということだった。

とあるゲームの大型コミュニティはメンバーのリーダーへの不満が爆発してメンバー大量脱退につき解散した。

また他のコミュニティでは、加入する際の面接の内容が酷いとSNSで拡散され、炎上して解散した。

実験の授業のためにできたコミュニティは、仲が悪くなったとかではないが、授業が終わったらもう使うことはない。

私は今でも、オンライン、オフライン問わずいくつかコミュニティに所属しているし、それとは別に個チャで関わっている人もいるが、このコミュニティが崩れてしまうのが怖い。

例えば、今所属しているオンラインのコミュニティの一つは、管理人の人脈が広く、色々な人を勧誘して、人が増え続けている。コミュニティが活発になるのは良いことだが、私にとってはずいぶんと居心地が悪くなってしまった。それは、一定数気に食わない人がいるからである。

そのコミュニティは私が加入した頃からそこそこ大きかったが、本当に「一人」ちょっと声の大きい、良くチャットに参加する人が入ってきて、私はその人が気に食わなかった。簡単に言うと、ゲームしているところにずっと仕事や彼氏の話を出してきたり、特定のゲームをしている人をその人の見えるところで差別したり、なんか棘があるというか、自分の考えを配慮無しにすごいストレートに話してきたり、謎にXのフォローを外してきたり……

その割には結構普通に私に絡んでくるので、なんだか良く分からない感じでいる。まあ多分その人は自分が大好きで顕示したいのだと思うけれど……
私はその人が正直言って嫌だが、他の人はやたらとその人を持ち上げたりするので、尚更居心地が悪い。私は他の人と話すのは好きだ。でもその人がVCにいるだけで、チャットに入ることを躊躇ってしまう。勿論私のことを嫌いな人もいるかもしれない。私が嫌いな人以外を嫌いな人もいるかもしれない。でも、それを含めて、居心地が悪くなっていった人が抜けていって、ゆるりとコミュニティが崩壊していくのかと思うと、何だか虚しい。

居心地が悪いならば、色々なコミュニティを渡り歩けば良いというのも一つの考えである。でも、せっかくのご縁なら長く関係を続けたいし、それでは将来、私の周りには誰も居なくなってしまうかもしれない。そんな危機感もある。何だかもうどうしようもないのだ。個人間で繋がりを持っていくしかないのかもしれない。

私が好きなあの人は私のことを嫌いかもしれない。そんな不信感が“また”芽生え始めている今日この頃。

皆さんはどのように人と関わっていますか？