教えるより環境作り

息子の誕生日は、泊まりで出かけたので、
ケーキの機会を逃したので1週間遅れで作りました。
ケーキを食べたかったのは、私です。

今朝、息子が私の父とLINEで話をしていました。
「ママのiPadの充電があと8%しかない。
いつもママは20%ととかで、全然100%にしないの。だめだよね。」
と、まあどうでも良い話をしていたのですが、
私の父は6歳なのに%がわかるのかね、と感心していました。

確かに私も%は小学校で習うまで、
知らなかったというか、口にすることもなかったと思います。
息子に%を教えているわけではありません。
でも、今の子供たちはスマホやタブレットの充電表示と
その横の%をみて、100%だと電池の図も満タン、
0%に近いと色の部分が減ってくる、
という感覚があるのでしょう。
敢えて説明をしたことはありませんが、
100が最大で、50なら半分、くらいの感覚が身についているようです。

私が住んでいるカナダでは、
冬になると気温がマイナス10度を下回ることもあります。
天気予報では、気温が2,1,0と下がると、
次は-1と「-」のマークがついて数字が大きくなっていく、
-10の時は-1より外に出ると寒い、と言う実体験から
息子はマイナスの数字(負の数、って習いましたね)を理解しています。
算数として教えたことはありませんが、
1-2=-1だと言う事もわかるようです。

私にとって負の数とは、確か中学校で習った事でしょうか。
当時の私には新しいことであり、
「これが分からないと次に習うことも分からないよ」という脅しを信じていたので、算数が数学と言う名前に変わる中学校で習うのだから、
ちょっと難しい話に決まっている、と勝手にハードルを上げていました。

この様な様子を見ていると、勉強として教えるよりも、
生活の中にある経験から学ぶことが効率的なことが分かります。
そういう意味でも、色々なことを経験させてあげると言う事は大事そうですね。
体の仕組み、天気、地球、宇宙…息子から飛んでくる質問には、
できるだけ専門用語を嚙み砕きながら説明し、答えるようにしています。

こちらも大変勉強になります。


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