私は保育のプロではない!


私の母は専業主婦で、私と二人の弟を育てあげました。
ザ・完璧主義の性格で、世の中の「母はこうあるべき」という圧力以上に個人的な「こうあるべき」という気持ちが強く、
それはそれは家事も料理も完ぺきにこなしていました。

母とは性格が異なる私は、すでに十代の頃から、
将来子供をもっても私は母の様にはできないなー、
と全く自分に期待をしていませんでした。

そしていざ母親になり、産休中はそれなりに私なりに子育てに奮闘し、
他の多くの新米ママと同様、1歳から子供を
保育園に預ける罪悪感も抱いていました。
(なんたって、私立でもないのに最初の6か月は月20万円ほどかかる!できれば避けてたいですよねぇ。)

がしかし、それ以上に保育に関する知識も経験もなく、
ただ出産を経験して母になっただけの私が、
我が子の相手を一人し続けるなんて、そんなことをしていいのか?と言う
不安の方が大きかったのが本音です。

また、多民族国家カナダでは、英語以外の言語を話す家庭の子供が、
小学校入学時に必要な英語力がなく、通常の学校に加えて英語の語学クラスに通うケースが少なくないのも事実です。

保育園で他の大人(保育士さん)や子供と関わり、
そこで受ける刺激や経験を私が与えられるでしょうか?
絵具や工作、粘土、水遊び、読み聞かせ、歌…
私が?無理です。

子供の成長にとって一番良い環境を与えるには…
ここはプロの保育士さんに任せる以外に手はない!

日本語をどれだけ習得してくれるか
と言う心配はありましたが、
保育園側も英語以外の言語に触れることを
推奨していたので、多言語多文化について
子供たちと話すことも多く、
息子も自分は日本語係だ、と言うような気持で
知ってることを沢山お披露目していたようです。

一方で、私たち親の仕事だと考えていたのは、
子供の健康・体調管理、
しつけやマナー、そして
日本語と日本の事を教える、です。

小さいうちから保育園なんてかわいそう、
と言う意見には賛否のある時代ですが、
私みたいな保育のド素人と過ごす小さい子のほうが、
私はかわいそうだと思いました…。

私は、可能であれば小さいころから保育園に通わせることをお勧めします。

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