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現代のクラシックレンズ~Voigtlander NOKTON classic 35mmF1.4 Ⅱ SC VM

こんにちは、konです。

花冷えの日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
梅や桜の開花宣言に写真家の皆様は一層写活に腕がなる頃かと思います。

そんな春の訪れにぴったりなレンズをアマチュア写真家の私が勝手にご紹介したいと思います。

現代に生きるクラシックレンズ

Voigtlander NOKTON classic 35mmF1.4 Ⅱ SC VM

クラシックレンズ

今回ご紹介するのはvoigtlanderのレンズです。
コシナが発売するvoigtlanderのclassic seriesは、"古典的レンズ構成を最新技術で再構築し、現代レンズにない独特な描写を目指したシリーズ" とされています。2019年発売と新しいレンズですが、あえて球面収差を残し、クラシカルな描写を表現しています。新品でオールドレンズの感覚を味わえる一本、といったところでしょうか。オールドレンズは基本的には中古でしか手に入らないので、状態の良し悪しを気にせず購入できるのは嬉しいですね。

・仕様

・35mm F1.4
・ライカMマウント
・最小絞り F16
・最短撮影距離0.7m
・重量189g

ライカM10に装着するとこんな感じです。フードを着けた状態でも非常にコンパクトですね。重量189gともなると着けてる気がしないくらい軽いです。それでもレンズ、フード共に金属製なので、チープな感じはなく、所有欲をしっかり満たしてくれます。F1.4でこの小ささ、最高です。

・コーティングについて
レンズコーティングには2種類あり、マルチコーティング(MC)とシングルコーティング(SC)があります。MCはニュートラルな色味、SCはクラシカルな色味を再現しています。SCの方が逆光時でフレアやゴーストが盛大に出るので、よりオールド感を味わうために私はSCを購入しました。

作例

絞り開放は本当に独特な描写をします。ピント面はF1.4では結構ソフトな写りで、周辺光量落ちも盛大ですが、クラシカルなレンズコンセプトに合っていて気にいっています。

しかし絞れば写りはガラッと変わり、しっかり解像してくれます。絞り値によって写りが大きく変化するのも、オールドレンズの魅力だと思います。絞ったときは結構渋く写るような気がします。

個人的に一番気に入ってるのは、このレンズの滲みです。この写真は微妙にピントがあってないのですが、ボケが何とも言えない滲みを生み出します。雰囲気というか空気、どこか懐かしいような独特な描写はこのボケの滲みから出ているのではと感じます。

そしてなんといってもこのレンズの特徴は盛大なフレアとゴースト。これだけでもオールドレンズを買いたいと思う人はいるのではないでしょうか。梅の花や、菜の花、優しい雰囲気にピッタリです。逆光時でのゴーストと滲みが合わさればクラシックな描写の他なりません。

いかがでしょうか。
作例は少なめですが、現代レンズとの違いを少しでも感じていただければ幸いです。

個人的には大変気に入っているレンズで、優しくも渋くも撮れる、描写の振れ幅が大きいレンズだと思っています。

今までいろんなレンズを使ってきましたが、このレンズが沼脱却の切り札であると感じています。(たぶん)

またたくさん撮影したら他の写真も載せていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

では。


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kon1225


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