公務員試験の面接対策について

どうも公務員太郎です。

今回は面接対策についてお話しさせて頂きたいと思います。

多くの今年度の公務員試験ではあとは最終合格発表するだけだとは思いますが、社会人試験や来年度受験予定の方の参考になればと思います。

面接試験で聞かれることといえば

志望動機

今までどういうことに取り組んできたか、それについての苦労、失敗談、達成感を感じたこと

だいたいこのような感じです。

面接時間は15分から30分くらいなので、面接官もそれほどたくさん聞くことができません。

基本的にはエントリーシートの内容に沿って聞かれることがほとんどです。

公務員試験では『まず志望動機をお願いします』とか『それでは自己PRをお願いします』とかそのような聞かれ方はあまりないと思います。

事前にエントリーシートの提出が求められるているところがほとんどなので、『こちらにはこういう風に書かれていますが具体的にはどういうことなのでしょうか』とか『こういう経験をされているみたいですが、そのときに苦労されたことはどういうことでしょうか』とかそういう流れがほとんどです。

私もいろいろと公務員試験の面接を受けましたが、基本的にどの職種でもそれほど大差はありません。

大切なことはエピソードでエントリーシートを書くということです。

まずダメな例を書きます。

〇〇市は緑も多く街並みも綺麗でそれは〇〇という制度によるものだと知りました。
また待機児童も少なく、子育てもしやすい環境であり、私も〇〇市の職員の一員となり市民が毎日笑顔になれるよう頑張りたいと思います。

というような志望動機は最悪です。何も伝わってこないですし、誰でも書けます。

次はいい例を書きます。

私は三年生のときにBBSという非行少年と関わるボランティアに参加しました。その中で非行原因には家庭環境や障害等が大きく影響していると知りました。貧困家庭や障害を抱える家庭に対して適切に支援できるような仕事に就きたいと思いました。

この二つを比べてみると、下は自分の経験により何に気づきそれをこれからの公務員としての仕事にどう生かすかという一貫性があります。

このように自分がどのような経験をして何を学んだかというエピソードが重要です。

上に記載した内容は100字程度なので内容も薄めですが、実際は300字以内でというところもありますので、内容を膨らませることも可能です。

エントリーシートでは100字程度のところであれば、失敗や苦労することも多かったですが、というような言葉を入れておき、わざと質問させやすいようにして、やりとりの中で内容を膨らませていくという方法もあります。

そのため、志望動機や自己PRの丸覚えではなく、面接官から聞かれたことを自分の言葉で思ったこと答えれば大丈夫です。

さっきの例で分かるように面接試験に関していえば社会人のほうが有利だと思います。

なぜなら話すエピソードが学生に比べてたくさんあるからです。

仕事をしていると苦労の連続で何かしらの対策を行っていかないと仕事が進みません。顧客や上司との対応を考えると面接官とのやりとりなんて世間話のようなものです。

それに比べて学生の話すエピソードは他の受験生とほぼ似通ったものになってしまいます。

部活、サークル、バイト、ゼミこの中からエピソードを探してエントリーシートを書くことになると思います。

実際苦労することもあるかもしれませんが、特にそれに対策を講じて乗り越えなくても、前には進めると思います。しかも、その経験を公務員の仕事にどう活かしていくかと聞かれるとなかなか答えづらいと思います。

今が4年生で今年面接を受けるという方であれば、なかなか時間は取れないと思いますが、来年度以降の受験であれば、何かしらのボランティアに参加することをおすすめします。

本当になんでもいいと思います。災害ボランティアでもいいですし、自治会の清掃やお祭り、老人会、子どもの勉強ボランティア、障害者や高齢者のイベントなどに参加してみて下さい。

そこでこういうことでみんな困っているんだなとか、こういうところで行政とつながっているんだなとか理解することができます。

筆記試験では1日、2日勉強したくらいで対して差は開きませんが、こういった経験は1日、2日やるだけで他の受験生とぐっと差が開きます。

まだまだ受験まで余裕がある人なら障害者や高齢者の施設でアルバイトをしてみるのもいいかもしれません。

なぜこういう福祉系の経験をおすすめするかというと理由があります。

それは比較的みんな嫌がる部署だからです。

国家公務員であれば経済産業省とか市役所であれば都市計画とかそういったところを希望される方が多いのではないでしょうか。

そういうところを志望動機に書くとだいたい言われることは、『そこにいけるとは限らないよ』生活保護とかそういうところもあるけど大丈夫?と言われます。そして、人気部署のところだと面接官も必死にそこについて質問してきます。こういう事業もあることを知って言ってるのというような感じです。

面接試験のコツはいかに面接官とのキャッチボールをスムーズに和やかにやるかです。

それであれば最初から他の人が嫌がるところを書いているほうが面接がやりやすいです。

基本的に志望動機のところにいけることってあまりありません。とりあえず受かることを考えることが大切だと思います。

長い公務員人生を考えると絶対に移動はあるので、最初の配属先にあまりこだわらなくても良いのではと思います。

面接試験もエントリーシートもエピソードで書き、伝えることが大切というお話しを今回はさせて頂きました。

最後にですが、ものすごく専門的に大学で学んでいたのなら別ですが、ホームページでさらっと調べたくらいなら、〇〇計画の〇〇という事業に興味を持ちとか細かいところは書かないほうがいいと思います。面接官が何を聞いてきても答えれるのならいいですが、そこは大まかに書いておいて自分のエピソードを膨らませたほうがいいです。

面接官としてもどれだけ事業内容を知っているかというより、どういう人なのかということのほうが知りたいはずです。

もし事業内容を聞かれれば、勉強不足で申し訳ございません。これから勉強していきたいと思います。といえば大丈夫です。面接官も事業内容を把握するのは無理と分かっています。その時にどう対応するかということが大切です。

それでは次回も読んで頂けると幸いです。

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