【さいたま市】経験者採用(中途採用)対策 倍率から面接まで丁寧に解説!
さいたま市経験者採用の対策方法を解説します。
さいたま市は人気自治体のひとつで、社会人の採用を積極的に行っています。
十分な対策をしないまま受験する人も多いので、試験内容をしっかりと把握し、徹底的に対策をすれば合格も夢ではありません。
ぜひ参考にして、合格を勝ち取ってください!
ちなみに、「さいたま市には魅力を感じてるけど、公務員への転職を迷っている…」という方には下記の記事もオススメです。
受験資格
中途採用者に様々な条件を課す自治体もありますが、さいたま市経験者採用の受験資格はそれほど複雑ではありません。
主な条件は次の2つです。
ここでいう「職務経験」とは、会社員、自営業者、公務員等として1年以上継続して就業していたことをいいます。
それらを合算して5年以上あればOKです。この条件を満たしていれば、学歴も不問です。
職務経験として公務員の経験も認められているので、現在他の自治体で働いていて転職を考えている方も受験可能です。
ただし、短時間労働者(パート労働者)としての期間や、休職(育児休業、介護休業等を含む。)等で会社を休んでいた期間、また、さいたま市職員として勤務していた期間は、職務経験としてカウントできませんので注意しましょう。
中には現職が公務員で、
「公務員からの転職だと不利になるのかな…」
と気になっている人もいるかもしれません。
そんな方に向けて、下記の記事では公務員から公務員への転職について詳しく解説しています。
公公転職を考えている人は是非読んでみてください!
給与水準
さいたま市経験者採用の初任給は、学歴や職務経験の年数によって定められており、次のように目安が示されています。
上記のほか、支給要件に該当すれば諸手当(通勤、扶養、住居、期末・勤勉、特殊勤務手当等)が支給されます。
試験日程
さいたま市経験者採用は8月に申込受付が始まり、最終合格発表は11月下旬です。
6月に受付が始まる自治体が多い中、さいたま市は比較的短い期間で行われると言えます。
ここでは大まかな採用スケジュールを確認しましょう。
ちなみに、さいたま市と試験日程が被らない「オススメの併願先」について下記の記事で解説しています。
倍率・難易度
さいたま市経験者採用の倍率は非常に高い水準が続いています。
倍率が40倍を超えるのもザラであり、不安になる人も多いでしょう。
さいたま市は人気自治体であるうえ受験資格の制限が厳しくないため、このような数字が出るのも自然なことです。
しかし、経験者採用は働きながらの受験勉強となるため、受験申込はしたものの十分な対策ができずに本番を迎える受験者も少なくありません。
さいたま市の場合は、1次試験でかなりの数がふるい落とされています。
強い意志を持ってしっかり対策をすれば、勝機は十分にあります。
あきらめることなくがんばりましょう!
1次試験の内容と対策方法
1次試験の内容を見てみましょう。
職務経験論文試験は第1次試験の日程の中で行われますが、1次試験の合否は教養試験の成績のみで判定され、論文の成績は2次試験の合否判定に用いられます。
わかりづらいところですが、受験者としては1次試験が行われる9月までに論文対策を万全にしておかなくてはなりません。
1次試験の教養試験の成績は2次試験以降には全く影響しませんので、勉強が教養対策ばかりに偏らないよう注意が必要です。
9月の本番までに論文対策まで徹底するとともに、2次試験の面接(集団面接100点・個別面接300点)にも、早い段階から十分に備えておきましょう。
教養試験
さいたま市経験者採用の教養試験の内容は、オーソドックスで難易度もそれほど高くありません。
対策は「地方初級(高卒程度)」の過去問題集を徹底的に解くことがベストです。
一般的に、公務員試験は過去問やほかの試験区分の問題を参考に作成されることが多いので、過去問対策が非常に有効です。
なお、教養試験対策の進め方とオススメ参考書を下記の記事で紹介しています。
職務経験論文
論文では、提示された課題について自分のこれまでの職務経験を振り返ってまとめ、それをさいたま市職員としてどのように生かすことができるかを述べます。
まずは過去問を見てみましょう。
こうして見ると、パターンは毎年同じだということがわかります。
いかに職務によりよく取り組むかについて、これまでの知見・経験が問われています。
1,000字というと長く感じる人もいるかもしれませんが、経験を長々と書いてしまうとまとまりのない論文になってしまうので注意しましょう。
論文試験は、教養試験と比べて対策がしづらいと感じる方も多いようですが、公務員試験の論文は「型」を覚えて書く練習をすることで非常に書きやすくなります。
下記の記事では職務経験論文の書き方と例文を紹介しています。
2次試験の内容と対策方法
2次試験では、集団面接(配点100点)と個別面接(配点300点)、そして適性検査が行われます。
面接の成績と、1次試験で書いた職務経験論文の成績を総合して2次試験の合否が判定されることになります。
集団面接・個別面接
さいたま市経験者採用では面接の配点が高めであるため、面接が苦手な人は不安を抱くことと思います。
しかし、面接内容自体はオーソドックスなものと考えられますので、一般的な公務員試験の面接対策を押さえておけば、過度に心配する必要はないでしょう。
適性検査
適性検査は面接の際の参考にされる程度です。
ひととおり練習して慣れておけば問題ありません。
面接のコツ
面接試験対策では、忘れてはいけないコツがあります。
「さいたま市が求める職員像」を把握し、自分がそれにマッチしていることをアピールすることです。
大学の推薦入試でも「求める学生像(アドミッションポリシー)」に合致しているかどうかが重要視され、受験生はしっかり対策をしていますが、公務員の社会人採用試験受験者は、意外とこの点を見落としがちです。
逆に言えば、「求める職員像」をしっかり把握して対策をすることで、ライバルに大きな差をつけることができる、ということです。
さいたま市が求める職員像については、次のように示されています。
これを暗唱できるようになるまでしっかり頭に入れましょう。
ただし、「求める職員像」をただ丸暗記しているだけではあまり意味がありません。
自分がこの職員像に合致していることを、「過去の具体的な職務経験エピソード」を用いてアピールする必要があります。
その点をしっかり考え、準備しておきましょう。
それに加えて、一般的な公務員試験の面接対策を押さえておけば安心です。
下記の記事では面接で実際に聞かれた質問を紹介しています。
終わりに
さいたま市経験者採用の対策方法について解説しました。
さいたま市は魅力的な自治体として人気を集めています。合格すれば社会的にも経済的にも安定した生活が送れることでしょう。何としても合格したいですね!
社会人の採用に意欲的な自治体ですので、倍率の高さに負けることなく、やるべき対策にしっかり取り組んで競争を勝ち抜きましょう。
この記事をチェックしたあなたは、すでにライバルを一歩リードしています。
やるべき対策をしっかりとやり込んで臨み、ぜひとも合格を勝ち取ってください。
健闘をお祈りしています!
ちなみに、さいたま市と並ぶ「超オススメの転職先」である特別区(東京23区)の経験者採用について下記の記事で解説しているので、今年度の転職を考えている方は是非お読みください。