【札幌市】社会人採用(中途採用)対策 倍率・難易度から論文過去問まで紹介!
札幌市社会人採用の対策方法を解説します。
札幌市は2023年の市区町村魅力度ランキングで1位に輝くなど、非常に人気のある自治体です。
都市としての利便性と、美しく豊かな自然との調和が人気の秘密かもしれません。
そんな人気自治体の職員になるのは難しそうな気がしますが、札幌市の社会人採用は実は対策がしやすく、しっかり時間を取って準備をしていけば十分戦えます!
ぜひ参考にして、合格を引き寄せてください!
ちなみに、「札幌市には魅力を感じてるけど、公務員への転職を迷っている…」という方には下記の記事もオススメです。
受験資格
中途採用者に様々な条件を課す自治体もありますが、札幌市社会人採用の受験資格はそれほど複雑ではありません。
主な条件は次の2つです。
「民間企業等における職務経験」は、週 30 時間以上の勤務を1年以上継続し、これらの経験が「通算」で5年以上であればOKです。アルバイトや契約社員等も含まれます。
また、受験資格を満たしていればすべての受験生は平等に扱われますので、前職が事務職だったかどうか、大企業勤務だったかどうかなどは、まったく関係ありません。
転職して新しいスタートを切りたい!と願う受験生には、うれしいことですね!
ただし、中には現職が公務員で、
「公務員からの転職だと不利になるのかな…」
と気になっている人もいるかもしれません。
そんな方に向けて、下記の記事では公務員から公務員への転職について詳しく解説しています。
公公転職を考えている人は是非読んでみてください!
試験日程
札幌市社会人採用は例年6月下旬に試験案内・申込書の配布が開始され、9月に1次試験、11月に2次試験が行われます。最終合格発表は12月です。
ここでは採用内定までの流れを大まかに確認しましょう。
択一式の筆記試験と論文試験、そして個別面接というノーマルな試験形態です。
中途採用でSPI試験が課されたり、グループワークなどを実施したりする自治体もある中、札幌市は、とても対策しやすい自治体だと言えるでしょう。
ちなみに、札幌市と試験日程が被らない「オススメの併願先」について下記の記事で解説しています。
倍率・難易度
初めにお伝えしたように、札幌市は大変な人気自治体であるため、社会人採用の倍率も非常に高い傾向にあります。
30倍前後ということで、「倍率高いな…!」と感じる方も多いかもしれませんが、中途採用では十分な対策をしないまま受験する人も多いと言われており、実質的な倍率はもっと低いとも考えられます。
しかし、この高倍率を踏まえると、難易度は高いと言わざるを得ません。筆記対策から面接対策まで、全力で挑む必要があるでしょう。
次に、1次試験、2次試験に分けて、倍率を見てみましょう。
このように見ると、1次試験で行われる「基礎試験」と「職務経験論文」が大きな関門であることがわかります。
次に、その1次試験の内容と対策法を確認しましょう。
1次試験の内容と対策方法
1次試験の内容は次の通りです。
基礎試験
札幌市社会人採用の基礎試験は、オーソドックスな内容で難易度もそれほど高くありません。
対策は、「地方初級(高卒程度)」の過去問題集を徹底的に解くことがベストです。
一般的に、公務員試験は、過去問やほかの試験区分の問題を参考に作成されることが多いので、過去問対策が非常に有効です。
なお、教養試験対策の進め方とオススメ参考書を下記の記事で紹介しています。
職務経験論文
基礎試験が比較的対策しやすい分、差がつくのは職務経験論文です。
自分のこれまでの職務経験を札幌市に入庁してどう生かせるのか、800字以内にまとめることが求められています。
まずは過去問を見てみましょう。
論文試験は、教養試験と比べて対策がしづらいと感じる方も多いようですが、公務員試験の論文は「型」を覚えて書く練習をすることで非常に書きやすくなります。
下記の記事では職務経験論文の書き方と例文を紹介しています。
1次面接試験
基礎試験と職務経験論文の関門をくぐり抜けると、10月下旬に通知が届き、11月上旬に1次面接試験が行われます。
ここまでくればもうあと一息です!
ちなみに、令和4年度を例にとると、基礎試験・職務経験論文の倍率は5.9倍ですが、面接試験の倍率は2.0倍です。
1次面接試験は、「落とすため」というよりも、「明らかな不適格者を見分けるため」という位置づけだと考えられます。
ただし、面接対策をきちんとやる必要はあるため油断は禁物です!
2次試験の内容と対策方法
札幌市社会人採用の2次試験は個別面接のみで、主として人物評価が行われます。
倍率は、令和4年度が1.9倍とかなり低いですが、ここまでくると少数精鋭の争いになるので、最後までぬかりなく対策して臨みたいものです。
面接試験のコツ
面接試験対策では、忘れてはいけないコツがあります。
「札幌市が求める人材像」を把握し、自分がそれにマッチしていることをアピールすることです。
大学の推薦入試でも「求める学生像(アドミッションポリシー)」に合致しているかどうかが重要視され、受験生はしっかり対策をしていますが、公務員の社会人採用試験受験者は、意外とこの点を見落としがちです。
逆に言えば、「求める人材像」をしっかり把握して対策をすることで、ライバルに大きな差をつけることができる、ということです。
札幌市が求める人材像については、次のように示されています。
これをしっかり頭に入れましょう。
ただし、「求める人材像」をただ丸暗記しているだけではあまり意味がありません。
自分がこの人材像に合致していることを、「過去の具体的なエピソード」を用いてアピールする必要があります。その点をしっかり考え、準備しておきましょう。
それに加えて、一般的な公務員試験の面接対策を徹底的に行うことが重要です。
下記の記事では面接で実際に聞かれた質問を紹介しています。
終わりに
札幌市社会人採用の対策方法について解説しました。
札幌市は全国的にも注目されている魅力的な自治体です。
合格すれば社会的にも経済的にも安定した生活が送れることでしょう。何としても合格したいですね!
倍率は高く見えますが、この記事をチェックしたあなたは、すでにライバルを一歩リードしています。
やるべき対策をしっかりとやり込んで臨み、ぜひとも合格を勝ち取ってください。
健闘をお祈りしています!
ちなみに、札幌市と並ぶ「超オススメの転職先」である特別区(東京23区)の経験者採用について下記の記事で解説しているので、今年度の転職を考えている方は是非お読みください。