平凡社ライブラリー『クィア短編小説集』の話。表題に対抗的・革新的な意味合いがあり、メルヴィルやドイルといった19~20世紀初頭を飾る作家たちの短編を通してクィアに言及する体裁をとっている。小説自体は勿論、作品群に如何なるクィアが含まれているのか、そうした主題探しにも面白味がある。

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