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「ポンコツ返上?」2020年ドラマ大賞!

2020年も残すところあと数日。
というわけで、今年観たドラマを振り返って個人的なドラマ大賞を決めたいと思います!わーい!

早速ですがエントリーしたのはこちらの作品です。
Notionのお陰でまとめ記事を書くのが楽…!

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(※『腐女子、うっかりゲイに告る。』『今日から俺は!!』『新米姉妹のふたりごはん』は今年観たドラマではありますが過去作なので今回の記事内では触れません)

大賞だけじゃなく色んなドラマについて触れたいよね、ということで様々な賞をご用意しました。選びきれずに各賞たくさんの受賞作が並んでおります。

では、早速いってみましょう〜!
長くなりすぎたので、興味あるところだけでもどうぞ!


主題歌賞

今年のドラマ主題歌、好きなのいっぱいありました!
flumpool『素晴らしき嘘』、Official髭男dism『I LOVE...』、あいみょん『裸の心』、米津玄師『感電』等はドラマとセットで浮かぶ曲になったんじゃないかなあと思います。

ドラマの内容と絡めて映像自体が特に好きだったのは『コタキ兄弟と四苦八苦』のオープニング、Creepy Nutsオトナ』でしょうか。喫茶シャバダバで歌われるの超格好良かったし、歌う本人たちが出てくるタイプのドラマのオープニングっていうのも珍しかったかなあと思います。野木亜紀子さんの脚本の中でもコタキ兄弟はかなり好きなタイプの作品でした。

あと映像的に可愛さ大優勝だったのは『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のオープニング、三阪咲 友よ恋よ』ですね。毎週メンバーが変わっていって、それぞれがキャラクターの特徴を生かしたダンスになっているのが可愛いんですが、その中でもわたしの推しである山田杏奈ちゃんの愛らしさといったら…!
こんなに否定されて、次に産まれてくる時はペンペン草になりたいよ〜」の台詞が最高に可愛かったです。今年もたくさんの可愛さをありがとう…!


BGM賞

#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』のBGMが好きだという話が書きたいが為に作られたリモラブのための賞です。
メインテーマだけではなく、どのシーンに流れる音楽も耳馴染みが良くて素敵なんですよね。こんなにもBGMが好き!って思うドラマはそんなに無いぞ。
音楽を作られたのは得田真裕さん。ドラマ音楽をいっぱい作られている方です。いつ恋、アンナチュラル、MIU404もそう。今年のアニメだとデカダンスもですね。
メインテーマの大人っぽさとポップさを掛け合わせたサウンドがこのドラマの内容にぴったりだなあって思うんです。この曲が流れると始まるぞ〜ってわくわくする。サントラ聴きたいなあ。


シーン・演出賞

朝ドラ『エール』本編最終回の演出、といえば観た方はお分かりでしょうか。
乳がんで療養中の音(二階堂ふみ)が「海が見たい」と言って、裕一(窪田正孝)とベッドから一歩一歩裸足でゆっくり進んでいくんですが、部屋から砂浜が陸続きになっていて、そのまま海辺へと駆け出していく…というラストシーン。今年ナンバーワンの演出だったんじゃないかなと思います。あまりにも素晴らしくて引くほど泣きました。だってラストシーンが最初からずっと観ていたオープニング映像に繋がるなんて思わないじゃないですか。いま思い出してもジーンとしてしまうくらい素晴らしかったです。

それからまたしてもNHKドラマなのですが『彼女が成仏できない理由』3話でパーティー用のドレスを着た千春(村上穂乃佳)が中路(和田正人)に背中を向けるシーン。

千春「お願いできます?」
中路「…ああ」
千春「…上げちゃうんですね」

ファスナーを下げて欲しかった千春と、そのファスナーを上げてしまう中路、という大人なすれ違いの演出がたまらなく刺さりました。こういう些細なやり取りでお互いの心情に大きな違いを見せるの、良かったなあ。印象深いシーンです。


好きな台詞賞

トップ5(順不同)まで絞り込みました…!
もはや「賞」とは…?とも思いますが、許してね。

真純「誰にも見せずに、ひとりで自分だけの作品にしてたら傷付くことも無いのかもしれない。けど、僕は自分の好きをもっと色んな人に伝えたいんだ」
小路「後悔しないのか?」
真純「後悔はするよ。だって、どっちが正解とかじゃないじゃない?ただ、自分が選びたい方を選ぶ。猫のように」

おじさんはカワイイものがお好き。』最終回の会話から。真純くん(藤原大祐)の役、そして台詞がとても好きでした。あ、ファッションも!
少女漫画家を目指す真純くんがアンチコメントに悩んでいる姿は胸が痛かったけれど、それでも自分の好きなことをやろうとする決断が格好良かったんですよね。これは良いドラマだったなあ。

「ご事情って…別にそんな大した話じゃないですよ。普通に親の商売がうまくいってなくて、普通に奨学金の返済が200万近くあって、普通に弟や妹がまだ小さいだけで、それだけで毎日胃が痛いくらいお金のことばっか考えて。暇さえあればパソコン開いてデータ入力のバイトして、人生ってなんなんですかね?頭の中は金、金、金。一生お金で悩んで、振り回されて、死んでくんだ」

好きな台詞って書いてしまうとちょっと違う気もするんですけど、心に残っています。『おカネの切れ目が恋のはじまり』1話の板垣くん(北村匠海)の台詞。
日常に溶け込んでいる社会問題を登場人物の背景に浮かばせて描いているのが好きでした。「普通に」働いているだけでもお金が無い、っていうのを描いたドラマって今まであまり無かったんじゃないのかなと思います。

「大人になると怖いこと考えてる暇がなくなるだけ」

彼女が成仏できない理由』から。死んだらどうなるのかを考えて眠れなくなった絵里奈(白鳥玉季)に玲(高城れに)が掛けた言葉。大人だって怖いよ、だけどね、って。白鳥玉季ちゃん、ドラマに引っ張りだこですね。こういう一面が見られると役だとしてもなんだかホッとしてしまいます。

「誰かのポテト勝手に食べるなんて、出来なかった、今まで」

わたしの涙腺ど直球だった『荒ぶる季節の乙女どもよ。』菅原氏(玉城ティナ)の台詞です。もーちん(畑芽育)がもっと菅原氏と仲良くなりたいと言った後の菅原氏のこの台詞があまりにも高校生らしくて、且つ、初めてこんなにも仲良くなれたんだよ、を的確に表現していて思わず泣いてしまいました。すごく良い台詞だと思います。ポテトを勝手に食べることの出来る関係性っていうのがさ…。

「生き方とか考え方とかきっと顔に出る。だからずっと綺麗な顔でいて欲しい。優しい人でいて?」

姉ちゃんの恋人』の桃子(有村架純)の台詞、よく胸に刻んでおこうと思います。みんな、綺麗な顔でいようね。


2020年とにかく好きだったで賞

タイトルが雑!色々ごちゃ混ぜに「好き」を語らせて!
色々語りたい分、1つ1つの項目は短めにしたい…です。

1、MIU404俳優賞
綾野剛×星野源という文句無しなバディに、関西弁のこわ〜い菅田将暉、博多弁の岡田健史、そして毎週のゲストも非常に豪華でした。が!わたしが忘れられないのは小日向文世さん。良い小日向さんを観たなあという気持ちに満たされて、ガマさんはわたしの中のベスト小日向文世となりました。「許さない」という選択の切なさ。
個人的には菅田将暉演じる久住よりも「みんな誰かを裁きたくて仕方ないんだよ」のREC(渡邊圭祐)の方が人間として怖かったな。

2、引きずり込まれる程の演技賞
今年観たドラマの中で一番心に残った演技は?と聞かれたら『アンサングシンデレラ』9話の徳永えりさんを挙げます。もうね、圧倒的。観終わった後もしばらく頭が徳永えりでいっぱい。共感を飛び越えて引きずり込まれました。

3、ジャニーズ賞
普段あまりジャニーズの話をしていないものの、ジャニーズ出演作も何作か観ておりまして。その中で印象的なのはやっぱり『知らなくていいコト』の重岡大毅さん演じる野中春樹でしょうか。野中春樹についてnoteを書いたくらいには好きだったな。役の名前をフルネームで覚えているって、印象が強い証拠だよね。

4、松下洸平賞
今年いちばんドラマで観た俳優さんじゃないかなと思います。俳優だけではなく歌も歌えて、絵も描けて、ダンスも踊れる…とハイスペックですが、ちょっと頼り無さげな役がとても似合うなあ、と。『スカーレット』の八郎さん、『#リモラブ』のあおちゃん、『MIU404』の加々見、『東京タラレバ娘2020』の朝倉さん、あ、リモートドラマ『ホーム・ノット・アローン』にも出演されてましたね。水橋文美江脚本との相性の良さよ…。わたしはいつかサイコパスな松下洸平が観たいです。あ、1人選ぶならやっぱりあおちゃんかな。

5、リモートときめき賞
『#リモラブ』の五文字くん(間宮祥太朗)をご存知でしょうか。ドラマであんなにも好感度が爆上がりする登場人物いる?ってくらい彼はわたしの心を揺さぶっていきました。前半は「五文字くん、嘘はよくないよ、嘘は」って言いながら観ていたのに終盤「ご…ごもちゃん?!ごもちゃーん!!」ってなるもん。
「今マスクしちゃうと美々先生に近づいちゃいますよ?距離あったほうが良いですよね?…それともマスクしても良いですか?」
リモートときめき選手権、優勝です。おめでとうございます。ごもちゃんの「あおちゃん、がんばれ」は五臓六腑に沁みるのだ…。

6、グルメドラマ賞
観ながらお腹が空いてしまったのは『女子グルメバーガー部』でした。美味しいグルメバーガー食べにいきたくなっちゃうし、美味しそうに食べる女優さんの選出が良かった。作りたくなるという視点で言うと『ハルとアオのお弁当箱』ですね。

7、青春ドラマ賞
『あのコの夢を見たんです。』3話、書き下ろしの森七菜ちゃん回が至高。明るく男女ともに人気のある幼馴染と、透明人間のような僕。この陽と陰の対比。「やま」とあだ名で呼んでくれる彼女だけには、僕が見えている…ってなにそれ!だいすきです!わたしの中の藤井風が「なんなんw」って言い続けるほどのときめきでした。ありがとうございました。


2021年の活躍が楽しみで賞

ネーミングセンスの無さ!!
それはさておき、来年は今年以上に活躍が観られるんじゃないかなと期待している俳優さんを3名ほど挙げさせていただきます。わくわく。

1、兵頭功海

片恋グルメ日記』での腹黒ワンコな後輩の役がもう最高に良くてさあ…?見て、この無邪気な笑顔。
誰もが憧れ、頼りになる先輩の八角さん(平岡祐太)も格好良いんだけどね、兵藤くん演じる星くんは若干絡みがウザめな時もありつつ、なんだかんだ嫌いになれないんだよなあって感じさせちゃうのが上手くて。いつの間にかすっかり星くんを好きになっているのでした。兵藤くん、また年上の女性にガンガン攻めて行くタイプの後輩役で見たいなあ。
「若いってだけで色々許されて良いねえ」って皮肉たっぷりに言われた時に「それってご自身へのブーメランですかあ?」って返す性格の悪さも好きでした。


2、長井短

知らなかった!ご夫婦でnoteを交換ノートとして使用されていたなんて…!というわけで2人目は演劇モデルの長井短(ながいみじか)さん。

時をかけるバンド』でライブ演奏中にステージ上で毎度失神してしまうベーシスト・汐里を演じておりまして、一気に好きになりました。超絶ネガティブな汐里、面白かったんだよなあ。なんといっても他にいない顔立ちで好きです。

1月から始まる生田斗真主演ドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』にも出演予定です。ちなみにこちら、わたしの推し女優さんである山田杏奈ちゃんも出ます!わーい!


3、高橋文哉

ラストは『仮面ライダーゼロワン』で主人公の飛電或人を務めた高橋文哉くんです。1年間ライダーを観てきたからこそ親のような視点で「大きくなって…」と言いたくなってしまいます。活躍している姿を観ると純粋に嬉しい。
ゼロワンのクリスマス特別番組での締めの言葉、ここだけの話、わたしはね、ちょっと泣いたよ。

当然なんだけど或人は役だったんだよなあって。当初は売れないお笑い芸人で、「或人じゃーないとー!」が決め台詞で、仮面ライダー兼社長になっても無邪気さがあるのが或人だったんですけど…黒髪にするともう一気に雰囲気変わる!
或人の時の、気合が入りすぎて声が裏返っちゃう感じもすごく好きだったんですけど、あれが演技だったのかって思い知らされるとそれはやっぱり凄くて、同時にちょっぴり寂しくもあって。
今後いろんな役で活躍している姿が観られたら嬉しいなあ。


2020年ドラマ大賞

長くなりましたがいよいよ2020年ドラマ大賞の発表です!
企画から打ち合わせまでオンラインで行われた、今年ならではのリモートドラマを選ばせて頂きました。

このnoteのタイトルがすでにネタバレだったんですけどね…!

脚本:水橋文美江
出演:林遣都、林遣都、林遣都(1人3役)

はい、わたしが選ぶ2020年ドラマ大賞は『世界は3で出来ている』です!やったー!おめでとうございます!!

6月に放送された30分程度の1話完結ドラマだったんですが、その中で描かれるリアルな「今」に痺れました。
林遣都の1人3役(29歳の一卵性三つ子)の演じ分けも素晴らしかった。同じ顔なのに、ちゃんと1人1人別人でしたもん。林遣都(長男)と林遣都(次男)が林遣都(三男)を見て「…かわいいっ」って呟いたり、可愛さが大渋滞!
家の中でもソーシャルディスタンスを提唱する兄の性格も相まって、くっついている描写はないんですが、それにしたってあまりにも自然な演技で驚きます。え、これ1人ずつ演じたんだよね?って。

リモートドラマといえば「今はこんな感じだけど頑張ろう」なメッセージが多かったかなと思うんですが、その中で「ここだけの話…素晴らしい3ヶ月だった」と兄弟にだけ打ち明ける次男の姿に、ホッとしたひとも多くいたのではないでしょうか。
調子が良すぎる、落ち着きがない、仕事ができない、ポンコツだ、と陰で言われて嫌になり2月末には仕事を辞めたいと言っていた次男が、そこから3ヶ月経って仕事がリモートになったことによって変わるんですよね。

「ポンコツ返上?
…俺ね、空気読まなくて良いからオンライン会議、超向いてた」

2月末に次男に「せめてあと3ヶ月頑張れ」と言ってしまったことを後悔し続けていた長男。すでに子供のいる三男。
子供の頃から大好きだった春日谷麺メンのバターらーめんを通して3つ子が見つめる「今」。

人は悲しいことも、忘れていってしまう。
それでも、思い出すことだって出来る。

わたしの2020年ドラマ大賞『世界は3で出来ている』まだ観ていない方がいれば、良かったら是非ご覧ください。



…はい、という訳で泣く泣く『欲しい後輩賞』と『きょうだいキャスティング賞』を削ったのですが、それでもあっという間に6000字です。
『岸辺露伴は動かない』を挟む隙も無かったですね。書くと長くなってしまうので「ザ・ハンド」で割愛。ガオーン。(ジョジョネタ)

今年1年様々なコンテンツに触れて気付いたことは、わたしはエンタメの楽しみ方が上手いのかもしれない、ということでした。自分にハマらなかった作品もハマらない理由を考えるのが楽しかったりするので。ううむ、お得な性格。
あとはNotionとの出会いが大きいですね。毎話メモを書く癖がついたのでドラマの振り返りもスムーズでした。ありがとうNotion、これからもよろしくね。


来年はもう少しライトにコンテンツ記事を書けるようになりたいな。

それでは今年も一年ありがとうございました!

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