MOTHERとの暮らし
夫は言う。「ぼくは文字通りマザーに育てられた」と。
もちろんお母さんの意味もあるが、このマザーにはもうひとつの意味合いが含まれている。それがゲームのMOTHERシリーズだ。
夫の初恋はドット絵の女の子だったらしい。
初代MOTHERのヒロイン、アナ。雪の降り積もった町『スノーマン』にある教会の神父の娘だ。彼女が忘れた帽子を届けに行くと「あなたのことを夢に見て知っていた、待っていたの」と言われるのだが、たしかにこれはロマンチック!どきどきしてしまうのも頷ける。
その後、MOTHER2、MOTHER3をプレイし、MOTHER2に関しては20回以上もネスたちと冒険に出かけたという。
わたしは大人になってから1〜3全てプレイした。魅力的なキャラクターたち(バルーンモンキー、鐘つき男のリダ、けっかいトリオ、が特にすき)や素敵な台詞の数々にあっという間にファンになった。夢中になって仕事帰りに毎日冒険に出かけた。どのゲームでもキャラクターの名前はデフォルトではなく自分で決めるが、MOTHER3のメインの双子の名前を自分と夫で設定し、序盤から衝撃を受けたのもよく覚えている。知っていた夫は笑っていた。
RPGだけど身近に感じる部分がすきなのかもしれない。装備アイテムは日用品だし(バットやフライパン)回復アイテムも「オレンジジュース」や「バターロール」だ。敵キャラクターも案外身近なものが多い。たとえば「おんしらずなイヌ」とか「こまったおじさん」とか「よくないハエ」。動物や人間相手に勝つと「われにかえった」や「おとなしくなった」という表記なのも良いなと思う。
そんなMOTHERはわたしたちの暮らしにいつもユニークさと癒しを与えてくれている。今日は写真たっぷりめにMOTHERとの暮らしを紹介したい。
MOTHERはたしかにゲームだけど、わたしたちにとってはゲーム以上の存在だ。ともに暮らしているといってもいいほどに。
これからもわたしたちとMOTHERの暮らしはつづく。
さて、そろそろパパに電話を掛けなきゃね。
読んで下さってありがとうございます◎ 戴いたサポートは多くの愛すべきコンテンツに投資します!