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久々の村上春樹作品にやっぱり引き込まれた。人生は勝つことよりも、うまく負けることが大切。

今日は村上春樹さんの「一人称単数」を読んだ。
村上春樹作品はほとんど読み尽くしている。どれもこれも不思議な話で、結論がないストーリーに私は惹かれている。

暫く新刊が出ていなかったので、久々の村上作品ということでワクワクしていた。村上作品といえば長編小説が有名だが、今回は珍しく短編小説集。
いくつかの短いストーリから成り立っている。

3日前に購入したのだけど、あっという間に読み終えてしまった。

相変わらず独特な表現や終わりのないストーリーにとてつもなく引き込まれた。

その中でも深く学ばされた言葉があったので、書いておきたい。


言い換えれば「今日もまた負けた」という世界のあり方に、自分の身体を徐々に慣らしていったわけだ。潜水夫が時間をかけて注意深く、水圧に身体を慣らしていくみたいに。そう、人生は勝つことよりも、負けることの方が数多いのだ。そして人生の本当の知恵は「どのように相手に勝つか」よりもむしろ、「どのようにうまく負けるか」というところから育っていく。


たしかに人生は負けることの方が多い。だからこそ、勝つよりも負けることに慣れる方が必要なんだ。

今回も深い学びが得られる小説だった。
次の村上春樹作品もとっても楽しみだ!!

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