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悩みの多い30歳へ

お久しぶりです。
最近は本は読むものの目が滑り、
何となくザッとしか入ってこないので

本の中で特に気になった・心に響いた・引っかかったところだけ!まずは書く!とハードルを下げて記事を書く作戦に移行します(笑)

今回の読書感想は
米グーグルの首席UXデザイナーである
キム・ウンジュ氏著
『悩みの多い30歳へ。』
〜世界最高の人材たちと働きながら学んだ
自分らしく成功する思考法〜です。


前回記事に書いた『苦しかったときの話をしようか』はビジネスマンの父親が、これから社会に出ていこうとする子どもたちへ向けて書いた、自分の強みの見つけ方や会社の選び方などの社会人になる前の心得のような本でした。

こちらの本は、すでに実際に仕事をしている/新卒ではない/30歳ならではの悩みにフォーカスされている!?私にぴったりじゃない?(いや正確には35歳なんですけど…)とタイトルに惹かれて購入。

冒頭では自分に自信がなくて、英語も苦手で…と共感させておきながら、色々と経歴がすごいのでやっぱり元から頭が良い人なんじゃない!と突き放されてしまうんですが(苦笑)

考え方などは全ての人が実践しやすいような易しい言葉で書かれているので社会人なら誰でもオススメです!

★最も心に残った部分

『私たちは絶えず悩みながら生きている。
正しい道を歩めているのか?
この先は行き止まりなのではないだろうか?
引き返したほうがいいんじゃないか?
そして、周囲を見回す。

他の人々はどんな道を歩いているのか、
自分が歩いたところを先に歩いた人はいるのか、私の後ろにも誰かいるのだろうか。

道がいくつあっても、一本しかなくても、
道が見えなくても……常に怖くて、不安で、疑いを抱く。

大人たちは言う。
みんなと同じように、平凡に生きなさい。
安全な道を行きなさい。
周りと足並みをそろえなさい。
1人だけはみ出さないようにしなさい、と。

すっかり年を重ねた今は、
何をあんなに怖がっていたのだろうと思う。

先に歩いた人々が後悔したかもしれないその道を、そこに道があるからというだけの理由で何も考えずに歩くのはやめよう。

日本の詩人、高村光太郎さんの書いた『道程』にも同じようなフレーズがある。

僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる

私の親友が小さい頃教えてくれた文章です。

型を破ることを恐れ、人前に出るのも億劫な自分とは正反対の生き方。
だからこそ憧れるのだけど。

要は思うままに生きればいい、
そこが正解かどうかをビクビクと確かめながら歩く人生よりも、やりたいことをやって失敗したらまた引き返す。曲がりくねっていても凸凹でもそれこそが自分の道になるんだ!ということなのかなと。

その覚悟と決意をもって歩む道は
まさに自分だけの輝かしい道(人生)になるんでしょう。

簡単なようで難しいですよね!

でも子どもたちに色とりどりな個性を押しつぶしてはみ出さないように生きなさいという母親にはなりたくない。
伸び伸びと世界を歩いていってほしい。
だからまずは自分がそれを実践できる自分でありたいと思うわけです。

ちなみに本の中でかかれている著者の転職回数はなんと10回!
グーグルのような超大手もそのデザイナーの平均勤続年数は3年と短い。
人の流れは企業にとって酸素のようなものなのだなぁ。
新鮮な空気を吸って、吐いて、その繰り返しで成長できる。
一方で日本企業は出入りが少なく、古い慣習に従って新しい芽が出てこない。
日本企業が低迷している理由ですね。。

自分ももっと自分の市場価値とは?と考えながら仕事しなきゃな、と身の引き締まる思いになりました。

『もっと自信を持っていい。
間違いながらやっていくほうが、

何もせずにいるよりも百倍いい。

自分にもっと寛大になろう。急きたてるのはやめよう。一生懸命に生きているのだから。

ゆっくり、諦めずに歩き続ければ、いつかはたどり着く。』


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