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リハビリとやる気の関係。セラピストは気合を。リハビリを受ける側は主体性が大切。

さて、お久しぶりです。

こんにちは、コモレビです。だいぶ、記事の更新が途絶えてしまいましたね。最近の出来事としたら、職場を変えて、今は訪問リハビリで働いています。最初は、心がざわつくといいますか、慣れ親しんだ場所から、全然ちがう場所に移るわけですから、落ち着かない。こればかりは、万人に共通するのではないでしょうかね。いかに人は、安定というものに依存しているのか痛感しました。どんなに文句があって愚痴ろうとも、慣れ親しんだ環境からはなかなか出ることができません。私の場合は、今の環境では成長できないと思い、後悔はありませんでしたね。それに、コロナ渦真っ只中の退職だったので、誰にも飲み会にも誘われず、寂しいもんです。10年近く働いたのに....。でも、そんなものはいいのです。こういう世の中ですから。

リハビリには、やはりやる気が不可欠

今回は、身体的な話ではなくて、もっと大枠の話になります。
ずばり、やる気でしょうか。
メンタルかよ!って思う人いますが、ほんとに大事です。
訪問リハビリをしていると週に1度か2度しかリハビリはありません。病院の時みたいに毎日2時間、3時間なんてありえません。普通に生活しているだけでは、能力は落ちやすいです。リハビリで運動している分を自分で動かないといけません。病院でも同じで、廊下で自主トレしている人もいたり、ベッドで寝てるだけの人もいる。されるリハビリから、するリハビリに変わります。

セラピスト側はとにかく気合いで全集中を。

要するに、セラピストもサボってないで気合入れてやらないと良くならないよって話です。たまにいましたよ。居眠りする人。本当に信じられませんが。
セラピスト側からすると、治療するのが自分ですから、「この人はこのくらいまでしか良くならないだろうな」って勝手に限界を決めてしまう。たとえ今までの経験上でそう思っていたとしても、実際には何が起こるかわかりません。予想をくつがえされることだってたくさんあります。むしろ予想を超えるように努力するのが努めというものでしょうか。
 気持ちが入っていると、相手にも伝わります。限界を決めたらそれ以上はよくなりません。また、するリハビリに変えていかないといけないので、基本的には自分で動いてもらうような関わりをする必要があります。なので、自身の身体の変化を感じられるように、意識出来て一歩ずつ前進している感覚を共有できるといいんだと思います。そうすると自然と変化が楽しくて少しでも良くなるように意識して動くようになってくれる方が多いです。
自分で動くことに関して、我流でやるのもいいですが、筋や関節の使い方の偏りが出てしまう。後々それが足かせになりえます。そんな時のための専門職ですから、身体に負担がかかる動作、誤ったやり方、いわゆる我流を推奨しすぎてもだめだと思います。なので、できる限り癖がないようにしたい。でも、今までの生活や今現在の能力に合わせて、落としどころを決める。など臨機応変な対応が必要ですね。

リハビリを受ける側には自発性が大切

やる気というより、考えて自発的に動く姿勢があること。「自分の身体は自分で治す。だから、多少辛くても動く!」というようなマインドを持っている方は、どんどん良くなっていく方が多い印象です。ただ、「そんなものわかってる。言われないでも。」と思われると思いますが、これがいかに継続して行うことが大変か。当たり前ですが、なりたくてケガや病気をするはずありません。以前のように、なんともなかった身体が一瞬で別の身体になってしまった喪失感。ただ、歩くだけでも今までの倍以上時間がかかる、変な歩き方で見られるのが恥ずかしい。家から出たくない。など様々な思いを乗り越えないといけない部分もあります。ただ、辛くてもやるしかないんです。上手く身体が使えるようになるには、十分な関節可動域を保持し、その可動域をコントロールする筋力、協調的な動きをするための脳による筋緊張の調整。色々考えただけでも、本当にリハビリって大変だと思います。見た目以上に。

メンタルコントロールって大事

何をするにもメンタルの問題は付きまとってきます。極論言えば、お金と時間があれば超一流のリハビリを受けることができます。正確に言うと良くはなります。それは当然です。今まで自分一人で動かせなかった関節を動かしてもらい、今まで使いこなせなかった使い方を身につけることができる。良くなるに決まっています。
→(その過程には、日頃の努力、諦めない気持ち。そういうものが土台にあることが前提です。土台がないと、動くための可動域や筋力が得られません。魔法使いではないので、0×100では0です。)

ただし、これから先も絶対に良くなるとは言えません。
努力をし続ける継続する力が必要です。

その時はいいんです。その時は。良くあることで、病院に勤めていた時すごく良くなった患者さんがいて、仕事にも復帰できました。けれど、久しぶりに会うと、精神的に参ってしまっていて引きこもりになってしまっていて、すごく悲しかったです。ここでのリハビリは何だったのか。一度、動かなくなると復帰するのには今までの何倍も努力が必要です。回復期病院はそれを集中的にする場所です。もうあれだけのリハビリ時間は得られない。だからこそ、日頃の過ごし方や考え方がすごく大事。以前と違う自分を受け入れて前に進むために、今までより、何倍も時間がかかろうとやる。苦しい時にどう立ち向かえるかということ。つまり、僕ら今は健常者として、生活できていますが、大なり小なり嫌なことはあります。結局、今僕も何かに立ち向かうときにどういう行動がとれるか。と考えると、逃げてしまうことが多いと反省することが多いです。そういう意味では同じなんです。なにもリハビリをしている人が特別ではないんです。みんな同じです。日頃の考え方や取り組みが出ると思います。僕も一歩ずつ進んでいきたいと思っています。辛いことが多いですが、楽しいこともある。主体性があり、自分で自分をコントロールしている感覚が大切だと思います。

今日は、雑談的にまとまりなく書いてみました。なんとなく思ったことを、文字に起こして自分自身の言葉に置き換える。その過程が何かお役に立てればと思います。ではこれで。




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