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腕のいいセラピストと思いやりのあるセラピスト。どっちが重要??

こんにちは、コモレビです。
最近、よく思うことなんですが、リハビリで重要なのは

ハンドスキルなのかコミュニケーションスキルなのか?

優劣はつけれませんが、リハビリセラピストとして基本的に仕事の意義としては、主に思い浮かぶことは対象者の身体を良くすることだと思います。

それならば、スキルを上げることですべて解決する!!

と思いますが、そうとは限りません。

僕も、経験ありますが、正直自分より、勉強もしていない後輩の方が対象者に人気があって良い関係を築けていることも珍しくはない。

悔しくて、なんで??って何度も思いました。

どんなに、こちらが良くなったと思っていても、対象者と意思疎通が行えていて、何が良くなったかわからないと効果は感じれず、不快感をもたれてしまいます。

では、どうすれば良いのか?

ということについて書いていきたいと思います。

結論、僕は結果を出すスキルと、理解してもらうスキルは別。

まずは、理解してもらうことが前提条件だと思います。

〇この記事でわかること
リハビリでのハンドスキルとコミュニケーションスキルの使いどころ
〇この記事で伝えたいこと
コミュニケーションがうまくいくだけで、リハビリの結果も変わる。
ハンドスキルがいけないわけでなく、スキルの向上は理学療法士の生涯の使命であることに変わりはない。

なぜ、コミュニケ―ションスキルが大切なのか

「嫌な人とはリハビリをしたくない。」

このことに尽きると思います。それは、人は自分の思ったことを知ってもらいたい。自分のことを認めてもらいたい。という欲求をもっています。

リハビリをする人は何かしら、人生に関わる病気や事故により、もとの身体や生活に戻りたい。つまり、人生がかかっているわけです。

それなのに、自分のことをわかってくれていない。それでは、お互いの信頼感を結ぶことは困難な状況となります。

例えば、味は良いけど、接客な最悪なラーメン屋ってどうでしょうか?
あまり行きたくありません。ならば、味はまあまあでも、行くと元気をもらえるような行きつけのラーメン屋に行きたいです。

それだけではなく、治療場面でも自分が何を見て、どう思ったか、それを対象者に伝えて了解を得て、やってみる。

この一連の流れがあると、対象者ともめたりしません。インフォームドコンセントがきちんととれます。このことは結構重要です。意識して行えている人ってあまりいない印象です。

まずは、相手との信頼関係をつくるために、コミュにケーションスキルが必須であると思います。

ハンドスキルの使いどころ

やはり、腕がいい人にみてもらいたい。

正直、だれしもが思う本音です。

対象者は直接的に言ってはくれません。というより、言えない状況もあります。特に、入院の患者さんは「自分はお世話になっている身」という意識が強い。だから、我慢しないといけない。でも、良くなりたいっていう葛藤を持つことが多いです。

だからこそ、セラピストは肝に銘じておく必要があります。

結果を出す。日々研鑽をする。

ハンドスキルに関しては上には上がいるのも事実ですし、エビデンスがない世界なので、比べることも難しい。

ならば、対象者は何を期待するか?

今、自分の周りにある環境で最大の効果を得たい。
それはそうです。僕が実際に、リハビリを受けるなら、担当セラピストに対して絶対に譲れない条件があります。

・手を抜かないこと

・日々研鑽していること

・思いやりがあること

・説明がわかりやすいこと

などがあげます!!

すいません。自分の場合だとハードルあげちゃいますね笑

でも、皆さんはどうでしょうか??自分の好きなものや得意なことを相手にしてもらうとなるとハードルあがりませんか??

誰しもが、自分の思うようなしてもらいたい。欲求をかなえてもらいたいと思う欲求を持っています。

腕のいいセラピストとは、どれだけ相手のニーズに答えることができるのかということと思います。

僕らセラピストは、対象者に
ここまで、こんなことまで考えてやってくれている。と思ってもらうこと。

つまり、相手の創造を超えることが必要です。

自分の担当セラピストがそう思ってくれているって嬉しいですよね。

おわりに

今回の話題は少し抽象的なものであったと思います。けれども、問題になりやすいです。今、僕は病院にいて働いていて、色んなセラピストがいます。

めちゃくちゃ感じは良いけど、結果がいまいちでず、いじられキャラになってなめられてしまっている人。
腕はめちゃくちゃ良くて勉強熱心だけど、コミュニケーションが不器用で理解されない。悔しくて相手の文句ばかり言っている人。

要するに、対象者が納得していればいいんです。

けれども、バランスは大切ですよね。対象者は人間なので、決まったパターンの人はいません。機械ではないんです。

なので、相手に合わせることも必要です。

自分が店を出していて、自分のやり方がよくて来てくれているならば、必要ありませんが、大半はそうではないと思います。

せっかくなら、楽しく健やかな人間関係を築きたい。

そうすれば、日々の生活が楽しくなる。そのお手伝いが少しでもできたらいいなと、そう願っております。

それでは。


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