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「私はひとのために生きている」

6/25/2022

私はひとのために生きている
人の喜びが、幸せが
私の幸せ
人を幸せにすればこそ
私は生きる価値があると思える
 
ある日とつぜん
真っ暗になった
 
人を幸せにできなくなった
だから、死にたいと思った
 
ある人が、私がいないと辛いと言った
ある人が、私が死んだら自分を責めると言った
ある人が、私に生きてほしいと言った
 
私がはじめて自分の為に願った思いは聞き届けられず、
結局
私はひとのために生きている

これは、私の以下のような気持ちを詩にしたものだ。
「詩を書こう」と思って書いたのは小学生ぶりだったかもしれない。



私はひとのために生きている。
人が喜んでくれたら嬉しいし、人に必要とされると生きがいを感じる。自分の価値を、人からの信頼とか愛情で測っている。

ある日、それができなくなった。
ひとのためになにかしたくても、体が動かない。
涙が出てくる。

明日が見えない。
胸が苦しい。
未来が真っ暗だ。

長い未来を見て、こうなりたいと思うことはあるのに、明日が見えない。

このつらさから逃げ出したい。

今苦しいこの胸を、心を、抉りとってしまいたい。

消えたい。

私は、自分のために死にたいと思う。
なのに、誰もそれを許してくれない。

なんでも力になると言ってくれるのに、なんで私が苦しんでいるのを傍観するの?頭ではわかってる。だめだって。死んじゃダメだとわかってるし、みんながどう感じるかもわかる。でも、この苦しみから開放されたい。でも、まわりの大切な人を傷つけたくない。でも。

結局、私はひとのために生きている。





(カバー写真は、群馬県片品にて)

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