人生初のRubyKaigiに採用人事として参加してきました(2022・津)
「RubyKaigi、こもちゃんが行ってみたら?」全ては採用チームのリーダー、福田さんの一言から始まりました。
私が採用人事としてエンジニア職種を担当するようになったのは2021年の12月末のこと。それまでは本当に「Ruby」の意味すらあまりよくわかっていませんでした。
その頃のことはこちらの「エンジニア採用担当としての苦労」にて…。
そんなわたしが月日を経て、noteのエンジニア、技術広報、CTOと一緒にRubyKaigiに行かせていただきましたので、その思い出とできたこと・できなかったことを記します。
※noteはRubyKaigiにRubyスポンサーとして協賛しておりました
※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2022の22日目の記事です。
前提とまとめ
前提
noteはRubyをメインに開発をしています。EMの福井さんが、Ruby・Railsとの出会いについてnoteを書いており、noteが今どんな感じでRuby使っているのかも触れているので、詳しくはこちらを…
せっかくイベントに行くのだから!と目標として定量として観測するものを「グッズとして配るコーヒーの数」「会期中の雑談・面談の実施回数」「名刺交換の数」としました。
初めてのイベント参加のため、どのくらいが妥当なのかは検討もつかなかったですが、今回まずやってみて、基準をつくることにしました。
いきなり結果発表
コーヒーの数:合計387個配りました
→一日目:170個・二日目:176個・三日目:61個でした
→会期中何度か訪れてくださった方に二個目をお渡ししたりもしているので、387人より少ない方がお越しになった想定です
→コーヒー苦手でお渡しできない方もいらっしゃいました
雑談・面談の数:5回+α
→一日目:0回・二日目:4回・三日目:1回でした
→雑談・面談予約フォームからの予約は4件、口頭でのお約束が1件。また、特に予約はせず「この課題について詳しく聞きたい」などと来場者に言っていただけたときには特に予約フォームなどに誘導せず、その部分を担当していたエンジニアがお話をさせていただきましたので、+αになっています
名刺交換の数:60回
→ほぼほぼ一日目の成果でした
私の考える人事としての動き方
私自身は採用人事(リクルーター)で採用を主なお仕事としていますが、「参加者の方は転職活動をしにきているわけではない」というところをあくまで前提に置いて、自分の中で目的や動き方を整理しました。(自社のエンジニアにも参加前にそこをしっかり教えてもらいました)
参加者は技術コミュニティへの興味や貢献を主な目的としていらっしゃっているため、「できるだけ参加者の方と自社のエンジニアでお話しいただく機会をつくる」「noteはRubyでつくっている、という認知をしていただく」「noteのことを知っていただく」という目的を主軸にしました。
そのために私ができることは以下のようなことでした。
「どこにいこうかな…」とブース近くで迷っている方に声をかける
チラシをお渡しして、気になる項目がありそうな場合にはそこを担当しているエンジニアを紹介し、お話してもらう
面談・雑談予約を気軽に申し受けられるような案内をする、社内側のオペレーションもスムーズにできるようにする
じゃあ採用的にはどうなの?の結果
RubyKaigiを通して、私が実感している効果の部分をまとめます。
今回のRubyKaigi会期中にお一人、「実は転職活動中なので、人事の方と話してみたいです」と声をかけてくださった方もいらっしゃいました。
会期後しばらくして、チラシに載せていたカジュアル面談予約フォームからお一人、面談予約をしてくださった方もいらっしゃいました。
直接的ではないかもしれないですが、「Rubyの経験を活かしたいこともあり、RubyKaigiに協賛している企業群を見て面談を申し込んだ」というきっかけでお一人、サーバーサイドエンジニアの方が1月に入社してくださいます。(とってもうれしい!!!)
やはり、「転職活動するぞ!」ときていらっしゃるわけではないので、直接すぐに目に見えた効果はないかもしれません。ただ、今回ブースを出してみて「noteってRubyでできているんですね」という声も多かったので、Rubyistのみなさんに認知していただく、という意味でも長い目で見て効果はしっかり出てくると感じております。
ここからは、なんとなくの時系列でお送りいたします。
準備〜技術広報megayaさんがとにかくすごい〜
RubyKaigiのnoteブースはかなりの割合megayaさんの努力で成り立っていました。
協賛が決まってからは、以下のような大きなことから細かなことまで、docにまとめたりSlackで連携し、一手に引き受けて準備してくださいました…!
当日行うこと・企画の整理
どんな風に来場者とお話しするか?についてまとめ
グッズの準備
ブース当番表
参加者のホテルや交通の予約、稟議まわりの確認
参加者当日の持ち物や、PCまわりセキュリティの確認
PRトークに登壇するCTO今さんとの準備
ブース設置については当日の朝一で行おうと話していましたが、megayaさんが前乗りして前日セッティングをしてくださいました。
また、セッティング後にはブース紹介のnote執筆まで終えてくださっていました。
一日目〜たくさんの名刺交換とたくさんの交流〜
やってきましたRubyKaigi2022!!!わたしは準備の開場時間にmegayaさんとともに会場入りしました。
開場後しばらくはオープニング公演などで参加者の皆さんはブースにいらっしゃらないため、他ブースの皆様へ挨拶をしにまわりました。名刺も交換させていただきました。
特にランチ前後とティータイムは、たくさんのRubyistのみなさんがブースに来てくださいました。
上記でも触れていましたが、お渡ししていたチラシの「noteが取り組む課題」にも興味を示していただけることが多かったです。
また、設置したアンケート「好きなgemは?」にもたくさん記載をいただきました。
会期中にも、さっそく「どこのブースのこの取り組み良いね」や「こんなふうにすればよかった!」「今からこうできないか?」と振り返りやカイゼン案を参加メンバーで議論していました。
特にすぐに実行し効果が出た事例を、「二日目」にてご紹介します。
megayaさんがリアルタイム更新してくれたnoteはこちら。他社ブースの様子やグッズも載っており、今からでも雰囲気を味わえます。
二日目〜Matzの来訪!来場者も最大に〜
一番盛り上がった実感があったのは二日目でした。
スタンプラリーも二日目から始まって、一日目にブースに来てくれていた方ももう一度お越しくださったりしました。
二日目はより簡単なアンケートを…ということでみんなで話し合って、「あなたのRuby歴は?」に決定!
二日目のmegayaさんリアルタイムレポートはこちら↓
まとめで記載したとおり、実は、一日目は「カジュアル面談はこちら」のQRコードからお申し込みは一件もいただけませんでした…。
一日目終了後すぐに皆で色々と議論し、タイトルを
「カジュアル面談予約フォーム」から
「noteのCTO/エンジニア/PdMとなんでも相談・雑談枠」へ変更。
なんとなく「転職」を意識してしまう「面談」というワードより、プロダクトのことや技術のことを話せるという気軽感を出したところ、二日目は4件のお申し込みをいただくことができました。
ご予約いただいた方には以下のような内容でお話しをさせていただきました。盛り上がった方とは1時間以上の立ち話になったケースも…!たくさんお話しさせてくださりありがとうございましたmm
SREやインフラ方面で最近やったこと、今困っていること、今後の方針など。もしくは組織全体における技術課題。
DBチューニングのお話がしたいです
モジュラーモノリスへの移行、どうやっているのか気になる
特に一番人気だったモジュール分割のお話は、CTO今さんのnoteが詳しいのでご興味ある方はぜひこちらをご参照ください。
二日目はRubyの父まつもとゆきひろさん(Matz)の公演もあり、講演後はブースも回ってくださって、noteブースにもお越しいただきました!!
後からブースに来場したRubyistのみなさんにも「これはww」といいツッコミをいただきました!笑
三日目〜konさんの登壇!来場者はすくなめ〜
megayaさん3日目のリアルタイムレポートはこちら↓
三日目は以下まとめにも記載の通り、早めに閉会ということもあって来場者は少なめでした。お越しくださった方、ありがとうございますmm
最終日ということもあってあまりブースに人がこない時間帯には他ブースの人事の方と「エンジニア採用」について立ち話で情報交換をさせていただきました。
私自身、コロナ禍に転職&人事としてスタートしたこともあり、他社の人事の方と顔を合わせてお話しする機会は大変貴重でした。(お話ししてくださったみなさん、ありがとうございました!)
また、夕方はCTO今さんの登壇(PRタイム)もありました。ブーススタッフは会場にいけないので、エンジニアの一人がオンライン接続をしてくれて、ブースから一緒に応援していました。
終了後
こちらもmegayaさん主催で、振り返り会をおこなってくれました。
カテゴリにわけてよかった点・反省すべき点・次へ向けた具体案・提案をみんなで記載。
また、他社のよかったグッズや企画、感想もわいわい書き込みました。
反省点・できなかったこと
反省点やできなかったことを一部ご紹介します。
目的を絞ってそこに特化した企画を考える、もしくは一石二鳥、三鳥のような企画をできるとさらにすごい
袋やグッズをまとめるものがあるとよかったかも
グッズの使い方などをその場で掲示できると良さそう
アンケート用のボードを用意しておけばよかった
アンケートは目線の位置に置けばよかった
社内からもっと大勢で行きたかった
megayaさんにかなり企画部分頼りっきりだったので、もっとチームで分担したりできたらよかった
次回のオフラインイベントの際には反省点活かし、さらにパワーアップできるように準備します!
はじめにまとめを書いているので簡単に…
RubyKaigi、三日間とても充実していました。基本リモート勤務をしていることもあって、社内の人と3日間一緒というのも初めての体験でした。社内外問わずたくさんの方々とお話しでき、ずっと笑顔でいれて、とても楽しい、いい経験となりました。三重・津も素敵なところだったし、Rubyistのみなさんも優しくて楽しい方ばかりだったし、、、、また行きたい!!
おまけ・ごはん編
今回発注したTシャツが間違えてレディースサイズだったようで、みんなめっちゃぴちぴちでした。
また、お食事で今回一番印象に残っているのは、えりりんさんのnoteで発見し訪れた食道園さんでした。松阪牛、最高すぎました…
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実は今年、社内全体のアドベントカレンダーとは別で、noteエンジニアのアドベントカレダーがあります!!noteのエンジニアが毎日更新しています。
エンジニアの中でもフロントエンド、サーバーサイド、SREなどさまざまな職種のメンバーがさまざまな内容で投稿していて、とても面白いのでぜひみなさんお立ち寄りください。
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