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フリーランスの俳優

こんばんは、小宮です。

最近は頭がやや混乱しています、年度末ですからね。文章を書くことをもう少し容易くできるようにしたいので、4月から少しだけ量を増やそうと思います。

トークスキルは話すうちに磨かれるの同様、文章を書くということも訓練だからです。当たり前ですね。

ひとまずは型にはまらず、つらつらと書くように心がけようと思います。お時間あるかたは時折お付き合いいただければ幸いです。

とある相談

私の周りの知り合いには、役者、俳優が多いです。
(「役者」と「俳優」のニュアンスの違いってなんなんでしょうね、気になります。)

で、10代20代は勿論なのですが、30代の(つまり私と年が近かったり、あるいは年上だったり)する方からの相談もあるのです。
最近気になるの相談は、「メールの書き方がわからない」と言うものです。日々テキトウながら仕事をしている自分にとっては、結構驚きます。

俳優という業?

俳優は仕事。なのですが、どうもビジネスという部分がなく、スキル特化、職人気質になりがちです。そりゃそうです、人間の生き様(たまに人間じゃない時もありますね)を体現する職業ですからね。あまり型にはまったことしている場合じゃないですよね。

といはいえ、ここ最近は「フリーランス」という言葉や、個人事業主としての俳優、一人の仕事人としての俳優について言われるようになってきました。有名俳優が事務所を抜けて、個人事務所を設立することもありますし、エージェント制というのもようやく聞き慣れたような気がします。

ただ、それはつまり、人に擁護されない、「自律」した仕事のスキル、知識が必要ということになります。
まあ、予算があれば事務方を雇ったりマネージャーを雇って業務を委託することも可能かと思いますが、それはある程度安定している俳優の話です。
まだ収入が安定していない、事業として人材が確保できない場合は、自力でやらなければならない訳で。

農家が金勘定せずに畑を耕すわけにはいかないですし、八百屋が何も分からぬ店舗をを賃貸契約して適当に野菜を仕入れただけでは売れないわけですよ。(例えがイマイチですみません)
どうやって売るの?売れるの?知ってもらうの?ということ、そして経営のためにやるべきこと、工夫すべきことは?という。個人事業主であれば、営業もそうですし、経営…会計のことだったり税務、社会保障のことにもアンテナを貼らなければならない、理解しなければならない…

そんなこんなで、「フリーランス」を謳うからには、それなりにやることが出てくるわけです、謂わば一人社長ですからね。どの業界も基本的な考え方は変わらないような気がします。
それがちょっと苦手だな、という方はどこかに所属するか、しっかりお金を蓄えて人に頼むのがいいと思います。
つまり何が言いたいかといえば、業務となると専門性以外のことも必要になる、ということです。それができている俳優の方はすごいなあ、と思います。ただでさえすごいシビアなのに。

メールの書き出しがわからないなら、調べなされ!

芸能事務所にいれば、対外的な業務は事務所がやってくれます。しかし、フリーでやる以上は自力で「業務」全般をやらなければなりません。ギャラ交渉やスケジューリング、請求事務などなど…
フリーランスでやっていく!ということは専門性以外の多くのスキルを培う必要があります。どの職種でも同じく言えることです。日本で脱事務所みたいな空気が徐々にあるようですが、そもそも、脱してやっていける能力がないとめちゃくちゃ厳しいのでは?と思っちゃったり。
私は業界人でもないし芸能事務所のスタッフでもありませんが、その辺の認識があるかどうかが、まず第一のふるいなんだろうなと思います。

フリーランスとして業務を行うならば、社会人が持っている基本スキルを身につける必要があります。ある程度の学び、経験があった方がいい、ということ。フィールドによりますが、周りがアバウトでなんとかなっちゃうこともあります。でも、他の場所で通用するかといえば、難しい。
基本スキルを自力で学ぶ手段は結構あると思います。何もサラリーマンになることはありません。ネットでもなんでも学習できますし、周りのわかる人に教えてもらうのもありです。
ただ、教えてもらう場合は、自力で調べて上で尋ねることをお勧めします。みんな、忙しいですからね。
調べられる手段がたくさんあるのに、「件名になんて書けばいいですか?」とか「メールのはじめってなんて書けばいんですか?」とか突然聞いちゃうと、自分の品格を落としてしまうので、要注意です。いい歳になって、やばいぞ?と言われちゃいます。マナー、しきたりや知識量に対して敏感になりすぎるのも良くないですけれどね。でも、最低ラインみたいなものはあるかと思います。

私が社会人になって1、2年目でよく言われました。
「調べてから聞いてください」
「自分で考えてから聞いてください」
「自分でやってから持ってきてください」

とかとか…
自分にとってはハードルが高いことでも、相手にとっては「なんでそんなすぐわかることを聞いてくるんだ」ということかもしれませんよね。
(反対に、自分にとってとんでもない質問でも、そういう文句を考えないようにしようと反省することもあります。)

「調べる」は自分の時間を使ってやればいいけれど、「人に聞く」は人の労力をいただくことになります。なかなか難しいところですが、その辺わかってないと、本当に良くないです。
相手が聞いて欲しがっていることもあったりしますし、尋ねることがコミュニケーションの一つだったりすることもありますからね…その辺の使い分けは難しい、器用さが必要です。私にはありませんが、愛嬌とかね。

偉そうにすみません、書いてること全てブーメランです(笑)。でも、共感してくださる方がいればと思い、耳を痛くしながら書いています。


一流の苦労と三流の苦労を混同しない

仕事人間には、残念ながら階級があります。それはスキルで線引きされることもあれば、「コネ」や「たまたま」で仕分けられることもあります。特に芸能界はそれが異常な突出具合なんだろうなと認識しています。(あまり言うと怒られちゃいますね…)

一流が全てではありません。写真家だって、クリエイターだって、トップ以外は全部ダメ、なんてことはありません。それぞれのやり方がありますし、それぞれの立ち位置や役割で日々生きているのです。2位以下でもいいんです(古いか)。
ただし、自分の立ち位置がわかっていないとえらいことになります。その辺は、言うまでもありません。
決して、ごっこ遊びにならないように。私も気をつけたいと思います。自分を色んな側面から見て、素直に、誠実にやっていきたいところですね。


リサーチが全て

全て、というのは言い過ぎですが…インプットの力、リサーチする力はとても偉大です。それがないと結構辛いです。苦手な場合は自分の横にそういったことが得意な人材やツールをつける必要があります。
人によって物事をこなすスピード感も違いますからね。
自分が目指す場所のスピード感、時間の間隔を知る必要もありますね。そこに合わせるための工夫、合わなければその他のことを考えること。

私のスピードってなんだろう?
私の場合はすごく波があるので、4月からはもう少しフラットに、安定した速度で常に稼働できるようになる努力をしてみようと思います。

長くなりましたが、3月ラストの記事でした。
明日から4月、リフレッシュしてまた充実した毎日が送れるようにしたいです。桜も見つつ。


KOMIYAMIYAKO

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