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業界全体が「不評」。どう求人する?

昨日の採用の現場は、誰もが知る沖縄の老舗リゾートホテルと、あまり知られていないけど、沖縄本島では数少ない石垣牛を食べられる飲食店。

どちらも共通していることは、
ご本人たちがどうであれ、採用的には「業界の不評」がつきまとってしまっている。ということ。

それがどの程度か?
というのが、沖縄に根を下ろした採用コンサルタントしかアドバイスできないところだと自負しております。

観光業。
働いたことがなくても、おばさんがベッドメイキングのパートだったけど夏場は忙しすぎて、腰をやりました…。
甥っ子がホテルのフロントやっていたけど、全然休みが取れずにメンタル病んでボロボロになった…。

そんな噂が尾ひれはひれついて、ダークな印象を持っている方が多い。事実がどうかはここでは問題ではなくて、そういう印象を多くの県民が持ってしまっている。ということ。

その前提を知らずに
「有給100%!高時給!週1可~!」とか求人出しても…
怖い。嘘だ。だまそうとしてる。
という警戒心しか働きません。

レンアイに喩えると
元飲みサークルの代表で、腕にタトゥーが入っている人と友達で、あいつの飲むとホテルに連れ込まれるらしいよ。
という噂が立っている状態で
「君を大事にするよ…」
って言っているようなもんです。怖いですよね。信じないよね。

飲食業はさらに大変で
求人サイトに社会保険完備って書いてあるのに
平気で「それは、お前が戦力になってからな。」
とか、言ってくるところも多々あります。

そしてそこで働いている人も、それが当たり前だ。
むしろ、社保が給与から引かれないからラッキー。くらいの感じで働いています。

そこで、いくら同業との時給の10円の差を競っても、
もともと、求人広告の内容を信じていなかったりします。

これも、良いとか悪いとかじゃなくて現実。
それを踏まえて、採用活動をしていかなければならないです。

レンアイに喩えると
DV彼氏にずっと、囚われている女の子。
その子にいくら
「そんな彼氏と別れなよ!オレは絶対そんなことしないよ!」
って、言ったってすぐに信用はしてくれません。

だって、これまでの男、全員みんなDV気質だったんですよ。
求人広告にいいこと書いたくらいで信じるわけないじゃないですか。

でもね。みなさんの働いている会社やみなさんの周りにいる事業者さんは、そんなことないのであれば、
はやく採用力をつけて、彼女たちを救ってあげてください。

「求人広告出してるのに、応募が全然ないよ。ぴえん。」
とか言っている場合じゃありません。

採用は恋愛くらいやること多いし、熱意が必要。
何やればいいかは教えてあげるから、マジで不遇な職場にいる誰かを救ってあげましょう。

危機感を持っている採用の現場からは以上でーす。

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