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茶室「一休庵」のある新築工事が完成。

令和元年から今年の10月末までの工事、まずは、解体から上棟までの工事を振り返ります。

重機による解体工事

今回は土地の購入から始まりました。令和元年8月22日 旧家の解体工事がスタート。

擁壁のために地面を掘り下げ
型枠を組んで重力壁を造ります
擁壁の完成
土を入れながら重機で何度も転圧して少しでも地盤が下がらないようにします
井戸がありそれを再利用するので綺麗に養生

令和元年9月17日 擁壁工事着工 土地の道路と反対側の約40坪が1m程低かったのでL時に擁壁を施工。擁壁は重力壁で松山市の開発の基準を参考に設計、地上げは30cm程土を入れて重機で転圧しながら土を入れました。

SWS試験(SS試験、旧 スウェーデン式サウンディング試験)
伊佐爾波神社さんによる地鎮祭
建築工事看板の設置

令和2年6月5日 地鎮祭 地上げした部分が落ち着いたのを確認して地盤調査。地上げしていない部分も旧家が立つ前は地盤が低かったようで柱状改良にて地盤改良工事を実施する事に。地盤改良をする前に道後伊佐爾波神社さんにお願いして地鎮祭をしました。

大工さんによる大矩での墨出し(さしごの法則により直角を求めますが、この様子はNHKのテレビでも参考として放送いただきました)
令和2年6月15日 柱状改良による地盤改良工事

令和2年7月1日 基礎工事着工、基礎は基本設計を基に基礎パッキン仕様で実施設計。鉄筋量とスパンなどは通常基礎より多めに配置、建物が間口に対して奥行きが長いためコンクリート打設にはポンプ車を手配。地鎮祭の際に頂いた「鎮めもの」も埋設。

コンクリート打つ前に間違いがないかを確認
間口に対し奥行きのある間取り
頂いた鎮め物を建物の中心においてコンクリートを打ちます


工事と並行して素材の検討
菊間の菊貞さんで瓦の打ち合わせと工場見学
住設機器はパナソニックさんをご提案、色味などをショールームで確認

令和2年7月27日 建前開始

朝一番工事の安全を祈願します。
棟梁が土台四隅に盛り塩します

母屋の建前は二日に渡り実施、朝大工の皆さんと御神酒で清め、棟梁は建前の安全と成功を願って御神酒と塩でお清めをしてスタートです。

重機を据えて二日間で建前
息の合った建前はどんどんと形ができてくるので見ているだけでも楽しい

令和2年 7月28日 上棟式 建前二日目のお昼にお施主様にも参加していただきみんなで振る舞って頂いたお弁当を頂き、夕方から石崎棟梁による上棟式を実施、上棟式終了後には餅まきをしました。最近は上棟式も餅まきもしないことが多いようですがこれも伝統のひとつ、思い出にもなりますのでいつもしていただくようにお願いしています。上棟後の直会は大工さん皆さんも車で来ているので直会の代わりに御祝儀を出して頂き、ビールを持って帰って頂きます。終了後佐お施主様のはからいで設計の木村さんと三人で直会をしていただきました。

二日目のお昼ご飯
建前時にも今後の造作工事などの打ち合わせ
上棟式…石崎棟梁が祝詞をあげ家内安全と工事の安全を祈願します。夕方になると棟梁が降りてきて祝詞の練習をこっそり仕出すのが面白い…
危ないので子どもは前列に柵をして専用スペースを作って餅まきをしました
餅まきはその日についた餅で柔らかい、お菓子などもほるためお天気が悪かったものの大賑わいとなりました。
四方固めの餅
お施主様と設計の木村さんと三人での直会

14日その2を公開させて頂きます♪

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