仕事を家に持ち帰ったら····
お盆休み中、家に仕事を持ち帰り図面を描いていたら、次男君(5歳)がよってきて、
「これ何?」
「おうちの図面をかいているんだよ。
これが、『はしら』で、
これが、『はり』」
「えーー?」
家の中の、梁と柱を指さして、
「ほら、このボコッと出てるのが柱で、
天井に出てきてるのが、梁。
おうちを支えてるんだよ。」
「じゃあ、この柱が折れたら?」
「家が壊れちゃうよ。」
「えーーー!!
なんかすごーい!」
次男くんの中で、何かがつながったようで、目が輝いた。
「ほかのところへ行っても、
梁と柱さがしてみる。
ママ、教えてな。」
次の日も図面を描いていたら、また次男くんがやってきた。
「また、図面みせてー。」
じゃあ、何かおもしろい図面ないかなと、本棚の本を探してみる。たいしたものは無くて、普通の住宅の図面を見せる。
「これが家。ここが玄関で、····ほら、部屋がたくさんあるね。ここが階段。」
「ぼくは、ママがかいてるのがかっこいいなー。」
私が書いていたのはトラス梁の構造図。
自分の仕事に興味持ってもらうって、こんなに嬉しいんだな。もっと建物のこと教えてあげたいけど、うざくなってもいけないので、ぐっとがまん。
また聞かれたら、答えよう。