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なみ
2020年6月18日 12:20
三重県鳥羽市の離島、神島を舞台にした、三島由紀夫の小説『潮騒』。以前に神島へ遊びに行ってから、ずっと気になっていた。ネットで文庫本を取り寄せる。神島の厳しくも豊かな自然を背景に、繰り広げられる若い2人の純愛物語。恋のライバルや障壁も、うまい具合に出てきて、恋の行方にドキドキしながら、少女マンガのようにも読める。島の自然風景や、漁師や海女の生活などの描写が、とても綺麗で、すっと入って
2020年6月24日 21:32
『潮騒』に続いて、三島由紀夫『仮面の告白』を読んだ。主人公が、自分の性的な趣向に関して、幼少の頃から20代の現在までを振り返り、書いた内容になっている。幼い頃から、無性に惹かれるもの。思春期に強烈に憧れた男性。繰り広げられる甘美で残虐な妄想。女性に欲望を感じないという絶望。前に読んだ爽やかな『潮騒』は、三島らしくないという。では、他の作品は、どんなにドロドロしているのか? とかま