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自分のために生きられるなら♪

往年の人気アニメであるシティハンターの映画CMがよくテレビで流れていますね。

シティハンターは、私も小学校高学年時代に夢中で見ていました。

主人公は、法が裁けない事件を華麗に処理する街の掃除屋(スィーパーって言っていた気がします)。

名前は、冴羽リョウ(リョウに該当する漢字が変換の選択肢に無い(汗))。

彼の色気と可愛らしさは、小学生女子たちにも人気でした。

また、冴羽リョウの周りにいる女性たちが本当に魅力的で。

優しくて可愛くて、セクシーでカッコよくてちょっとキツイというか厳しい、理想であり現実に近い大人の女性。

小学生女子たちの憧れでした。

私の周りでは、冴羽リョウのパートナーである可愛くて元気な香ちゃん派とセクシーでかっこいいクールな刑事冴子さん派に分かれていました。

私は冴子さん派でした。

友達とシティハンターの筆箱を買う時は、もちろん冴羽リョウと冴子さんが描かれたものを選んでいました。

大人になったら冴子さんみたいなお姉さんになりたい!とそこそこ本気で思っていました。

シティハンターのCMを見るたび、そんな子供の頃の思い出を振り返っていたのですが、2、3日前からもうひとつの記憶が蘇って来ています。

それは私が若い「お姉さん」だった頃の話。

新卒の頃、知り合いの知り合いから紹介された同い年の男性とお付き合いしていました。

大柄で目の大きなその人はシティハンターがとても好きでした。

車のなかでアニメCDを流すほど。

シティハンターの筆箱を買っていた私ですらドン引きするくらいの濃度で作品を愛している人でした。

ある日、その人に結婚しようと言われました。

その瞬間、私はものすごく腹が立ったのです。

何であんたが私の「タイミング」を勝手に決めるんよ(怒)てな具合に。

私にとってその時が結婚のタイミングではなかったし、その人が結婚相手じゃなかったんですよね。

心当たりがある方もいらっしゃると思うのですが、何となくお付き合いすることってあるじゃないですか。

私にとって彼とのお付き合いはまさにそれだったんです。

その時私は決めました。

結婚する時は私からお願いしようと。

シティハンターのエンディングテーマとして名高いGet Wildという曲にこんな歌詞があります。

「誰かのために生きられるなら(中略)〜何も〜怖くはない〜♪」

彼はそういう人でした。

でも、私は「自分のために生きられるなら〜何も〜怖くはない〜♪」の人なのです。

自分の人生だもの。

できるだけ自分の都合で動かなきゃ、覚悟も思い入れもない人生になってしまう…。

で、数年後、自分からプロポーズして結婚したのが夫です。

今年も夫にバレンタインチョコを用意しました。

ただ、写真のバレンタインチョコは、ついでに買ったワタシ用のものなんですけどね。


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