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マーケティング

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#コラム

アップデート型の施策決定

先日、知り合いの事業部長と話していて、日々の仕事のレベルからリーンスタートアップやアジャイル開発の手法を取り入れた方が良いよね、という話をした。 彼が実践している方法で面白いなと思ったのが、事業・組織面の戦略や施策を決める時に ①朝:グループチャットに粗めに投稿してみる ↓ ②昼:立ち話で何人かに話してみる ↓ ③夕:会議でディスカッション&決定する の3段階を通過させている、という話。 戦略や施策のアイデアを①と②で小さくリリースして、事前にフィードバックを得ておく

B to Bマーケティングを面白くするために

さて、マーケティングを商売にしている企業のCEO自らコンテンツを投稿してみた。 読んでない方は、ぜひこちらをどうぞ! スキも1日で100を超えたし、PVは2800とGWにしては悪くないんだろう。 そして、このtweetもなんだかんだで、普段のテキトーなtweetと比べればリーチされたと思う。 フォロワー7000人の僕のアカウントとしては、悪くないんですよ。 そう。 でもね、相談はそんな簡単に来ないんです。 お問い合わせは3件です。(涙) こうなったらもう一回言

ブランドは『参加するもの』になっていく

今や日本でも広がりつつあるD2Cブランドだが、その要諦は中間マージンがないことでも原価率が安いことでもなく、自分たちの思想に基づいた体験を顧客に提供できる点である。 ブランドとの出会いから検討、購入、そしてサポートまでの体験を一気通貫でデザインし、商品というメディアを通して世界観を伝える。 モノも情報も溢れかえる中で、選ばれるために彼我の違いを生むには『商品の質』ではなく『商品を通した体験の質』を高める必要がある。 そしてその体験の質は商品やサービスによってのみ形作られ

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元外資マーケターが語るBtoCとBtoBマーケティングの違い

結論から言うとBtoCとBtoBのマーケテイングの違いを例えるなら、 BtoC:狩り文化、感情を刺激 BtoB:農耕文化、ロジックを刺激 です。あなたはどちらが好きですか? このように変わってくる理由として、①購入者と意思決定:Who & How、②意思決定の期間:When・How long、③購入金額の規模:How muchの違いによるものです。 それに伴い、マーケティングのいわゆるSTP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)のセグメンテーションの切り方変

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【解釈】ファンベースとブランディングの本から得たこと

こんにちは、岩崎です。 本日は 【ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために】 【デジタル時代の基礎知識「ブランディング」「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール】 という本を読んだ上での解釈をアウトプットします。 このまま従来のプロモーション活動をしていてもいつかは、思った成果を我々は得ることはできないかもしれません。 今後必要となる手段は、ブランドとファンを育てる必要があります。 ☆なぜ必要なのか? 【問題と理由①:情報過多】 顧客

"売れる"より"満足する"を評価できる仕組み

昨日、仲良しのゆうすけ先生が、ご自身noteでこんな嬉しい紹介をしてくれました。 半年近く前のことをいまだに覚えてくれていたことも嬉しかったし、『消費と浪費としあわせ』というテーマにもものすごく共感したので、素敵な記事に引用してもらえたことも私にとってハッピーなことでした。 そしてふと思い出したのが、このときにそういえば『販売員の仕事と評価』に問題を感じたことを思い出しました。 ゆうすけ先生は記事の中で『百貨店時代も、きっといい売り手だったんだろな〜』と書いてくれていた

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マーケティングの成果を分ける2つのスキル

※この記事は、マーケティングはプレイスが全てという私が以前書いたMediumを基に再編集をかけたものです。 マーケティングに関するご相談をよく頂きます。 その中で、最近マーケティング の成果が大きく2つのスキルによって大きな差が生まれているのではないかという仮説を持ち始めています。 そのお話をしたいと思います。 全く色褪せない4Pの重要性 僕は、素直に告白すると出来が良い学生とは言えなかったのでマーケティングについて覚えてる事といえば4Pがあるんだよということだけでし

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マーケ活動を成功させるのは斬新なアイデアではなく巻き込み力

先日読んだ『KDDI中東氏が語るBtoBマーケのための組織ミッション定義・チェンジマネジメント・社内マーケの全て』が素晴らしくて、結構余韻が続いている。 KDDIのBtoBマーケを変革した中東孝夫さんの講演についての記事で、 ・チームメンバーとの1on1の実施 ・変革を阻む「チェンジモンスター」の勉強会開催 ・社内キーマンへのアンケート実施 ・営業部門への説明会開催 など、いかにマーケティング組織をマネジメントしていったかが紹介されている。 これぞ「仕事」だし、これぞ