子どもの睡眠と真剣に向き合う

学校生活を送る息子の困りごととして、睡眠の問題があった。
◎夜寝付けない
◎朝起きられない
◎学校で1時間目から眠たい
◎夕方からは覚醒している

等々

睡眠の問題にはひとまず寄り添ってはいたものの
根本的な解決はできておらず
社会生活を後押しする上で睡眠問題は最大の課題だった。

そんな矢先

この春から、妙な寝ぼけ行動が数回勃発した。
早朝4時頃に起きて寝付けず、そのまま活動し、7時頃にスイッチが切れたように寝てしまうのだ・・・
いつも7時過ぎに徒歩で登校する息子は、その日もやや眠くなりつつも家を出たのだが、異常な眠気に襲われ途中で引き戻し、家に帰宅していた。
朝見送って「学校に行ったもんだ」と思い込んだ私は、静かに帰宅した息子に気が付かず出勤し、学校から来てませんと連絡が来て、いつも通り登校したはず・・!とパニックに。
この時点では行方不明事件の発生。
職場の先輩から、まずは家に戻ってごらんと言われて震えながら運転し自宅に戻ると、2階のベッドで死んだように寝ている。
声をかけて起こすも、顔はぼんやりしていて、頭はまだまだ夢の中。
今朝何があったのかも会話にならず。職場と学校に連絡を入れ、皆さんに感謝しつつも陳謝した。
その後息子は昼まで寝て、起きてから事情を聞くと、登校中にどんどん頭がぼーっとして立ってられないほどの頭痛に襲われ、眠気で倒れると思い、なんとか帰宅したとか・・・
それは辛かったね・・・

これが、その後2回ほど起こった。
調べたところによると、錯乱性覚醒に近い・・?
いろいろ治療法はあるようだけど、母ができることで、なんとか解決したい!!

私の推し柳沢先生

睡眠は引き算、こうしたらよく眠れるとかではなくて
これをしたら睡眠の質が下がるってこと。

と言うことで、睡眠の質改善生活スタート。
量を確保せずに質は改善されないという根本を元に
6時半起床を目標にすると、逆算して20時には眠る。
20時に眠りにつくためには、19時半までには布団に入れるようにする。
眠れなかった時は、朝も無理に起こさず睡眠をしっかり取ることを優先させる。

19時半にうとうと布団に入れるようにするには、その1時間前までに入浴を済ませる。
食事は寝る2時間前までに済ませたいので
17時食事、18時入浴となる。

私の勤務上18時に帰宅する日が週2回あるので、その日は帰宅後できるだけすぐ食べられるようにし、19時に全て終える目標は変えない。

息子の場合、一度ずれるとなかなか改善しにくいので、大変だけど変動ができるだけ無いよう注意する。

やり始めこそ大変だけど、3週間ほど過ぎたところでこれが、随分と心地よい習慣になってきた。
母も一緒に寝るので朝にできる家事が増え、帰宅後やることがほとんどない。
娘は元々睡眠の問題がほとんどない子だったが、食が細く、小さめの体型がやや心配だったが、朝ゆっくりと支度してから保育所に行けるので情緒の安定し、給食の進みもよい。体重の増えも良くなった。

そして息子は、学校での活動がよりスムーズになり、LDで漢字が特に苦手だがびっくりするほど落ち着いて漢字学習に取り組み、全体活動にも積極的に参加している。

正直、働く母にとって、生活習慣に力を入れるのは並大抵の努力ではない。
しかし、何を差し置いても、子どもたちの健康が全ての根本。
頭ではわかっていてもなかなか継続もできず、取り組めている家庭が羨ましくて。
春の進級後、張り切って保育所、学校生活を頑張っていた子供達。五月病と言われるように、その頑張りの糸がぷつんと切れる連休明け。
ガタガタと気持ちが乱れるのでは?と心配していた思いと、4月末に重なった錯乱性覚醒の寝ぼけ。来年は娘が小学校就学することも鑑みて、チャンスとばかりに連休中に覚悟を決めて始めた生活習慣の改善は、我が家にとても良い影響をくれている。


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