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上から足し算ではなく、下から引き算の学校

教育の本当の意味を知ると、なんだか現代の教育とちょっと違うかも。

https://www.hosen.ed.jp/blog-jhs/10795/

さらに松島 鈞氏(『現代教育要論』)によれば、
「語源からいうならば、educatioというラテン語に遡る。この語には動詞として、大きくするeducareと引き出すeducereの二つを派生させている。
この語は、もともと、動植物の生命を引き出し、それを飼育・栽培するということを意味していたとされる。次第に、子どもを養い育てることを意味するようになった。つまり、親が子どもの成長が引き出されることを願い、育てることを意味するようになったとされる。」とある。

「教育=子どもたちに与えるもの」だけではなく「潜在するものを引き出すこと」とも言えます。

宝仙学園HPより

検索で真っ先に出てきてドンピシャだったのでそのまま引用させていただきました。

注目してほしいのはここ

動植物の生命を引き出し、それを飼育・栽培するということを意味していたとされる。

「潜在するものを引き出すこと」

さて、みなさんお気付きでしょうか。これ、そのまんま自然栽培じゃないですか?

本来教育「EDUCATION」はタネの生命力を活かす環境づくりに主眼を置く自然栽培のような視点であったのかもしれません。

日本の今の教育はトップダウン式。前述の「生命を引き出し、、」。引き出すというより、与える、に近いかもしれません。

どんな環境でもポジティブにやっていく子供達の力も素晴らしいとも思います。ですが、時代的にもう少し優しくなってもいいかなぁとも思ったり。。

さて、なぜこんな話をしているかと言いますと、私は先日、群馬県のとあるオルタナティブスクールに「イノチのシゴト」の取材に行ってまいりまして、

早速インタビューをしていたら、あれれ、生産者さんとおんなじこと言ってますが、生産者さんじゃなくて、、え?校長!?校長がまさに子供との関わりについて生産者と同じこと言ってる!しかも実践してるし実現してるー!となったわけです。

自然栽培の観点で教育現場を再構築したらどうなるんだろう、と常々思っていたんですが、それが実現していたオルタナティブスクールが存在していたのです!

その時は撮影で忙しく、気もそぞろでバタバタしてましたが帰ってファイルを開いてもうびっくり!ほんっとに感動しました。。そして、あーやっぱりこれなんだなぁと確信に変わりました。本当に素晴らしい視点と行動力。。

私が一番がすごいなぁと思ったのは

どうすれば子供達が自分で考え行動し、好きな自分でいられるか、をいつも考えていらっしゃったこと。言うなれば子供達の力やリズムをどうしたら、大人が邪魔しないか、そのリズムにうまく乗って方向をつくってあげるか、

そんなことを日夜真剣に考えしかも現場で実践されていたことです。良いとか悪いの便利な言葉も使わない。直接的な効果ではなく間接的なアプローチをひたすら模索されている。

これを対人間で毎日されているんですから本当にすごい仕事だなって思います。自然界も役割論、まさにそんなところの着眼点も同じような雰囲気でした。

さらにお迎えに来ていたお母さんお父さんたちにも突撃取材!

「子供がイキイキしてきた」「子供のためというより大人の学び場です」「自分が成長させてもらってる」と皆さん口々に仰る。本当に、こんな学校の在り方は日本では超貴重な取り組みと思います。

子供達が先生で大人が生徒みたいな感じ。なんかいいんですよこの雰囲気が。こういうのって大人は責任があるとかの理由で一般的にやっぱり難しいと思うんですよね。でもこうして実現してる姿を見ちゃうと、これもこれで選択肢だなって思えます。

私は北海道育ちなんですが敷地もすごく広くて懐かしい感じがしました。ルールルルー

そちらの映像も皆さんにご紹介できる日を楽しみにしています。本当に気づきが多くて最高の一日。子供達がめちゃくちゃ元気でとっても楽しかった〜。

「イノチのシゴト」は本当にいろんなところで産声を上げているんです。私はやっぱりこういう視点のアクションを繋いでいきたいとあらためて思いました。

ありがとうございました!

クラウドファンディングももう間もなく開始です!そちらもどうぞよろしくお願いいたします!



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