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ロッキーⅡ

はじめに

 どうもkomeiです。三が日は家から一歩も出ず、昼過ぎまで駅伝を見て夕方に映画を観る毎日でした。さて、今まではですます調で書いていたのですが、面倒なのでだである調にします(笑)。また、概要などWikipediaで調べればいいことも割愛したい。
 今作について結論から言うと、悪くはないが、予想通り前作を下回る作品だった。前作は低予算なのに、いや、低予算だからこその良さが光り名作といってよい作品だった。試合シーンの迫力やロマンチックさはあったが、それ以外はパッとしなかった。

印象的なこと

 前作から共通していて前回書き忘れたことを少し書いておきたい。まずは、電車の使い方。ロッキーが借金取り立ての仕事に行くのに車に乗る場面や、本作でロッキーとエイドリアンが結婚式を挙げた後にお姫様抱っこをして歩く場面などに登場する。どのような意図があるのかはわからないが、重要な移動のシーンで用いられている。
 あとは、エイドリアンの赤いコート。本作で高そうなファーのコートをロッキーに買ってもらった後も着ていた。性格的には赤の似合わなそうなキャラであるが、何故赤コートを着せているのか気になった。
 また、ロッキーの口癖として、”you know(?)”と”do you understand?”があるのだが、この登場頻度が半端ではない。特にエイドリアンとの会話の際に増える傾向にあるのだが、口数の少ない彼女の代わりに沢山喋るロッキーを表現しているとも考えられるが、単にスタローンの口癖なのかとも思える。

感想

 まず、一作目は終わり方の潔い傑作だなと思ったが、その続編を上映する必要はあるのだろうかと思った。今作は決して駄作ではないと思うが、前作の完成度からするとそのまま終わらせた方がよかったのではないか。特に、今回はロッキーが完全に押された中でアポロに勝ってしまう点が個人的に好きではない。エイドリアンの見舞いのため練習を積めずにコンディションが悪く、彼女に勝ってと言われたモチベーションだけで勝ったように感じたからである。また、前回述べたこともその理由の一つである。
 次に、マイナーチェンジをしない方がよかったと思うことが多々あった。まずgoing the Distance。前回もドラムのハイハットが余計な感じがしていたが、今回はその手数が増え、より軽い音楽になっていると感じた。ロッキーに相応しいカッコよさを出すのに、単純にオケだけでいいのになとは思った。他には、ラストシーンとエンドロール。ロッキーとミッキーのシルエットが象られるのだが、それが不要な気がした。前回のようにシンプルに終わったほうがよかったのではないか。

 結婚式後にロッキーがエイドリアンをお姫様抱っこして街を歩くシーンは好きだった。足元が悪かったように見え、その中で庇ったのかはわからないが、美しい場面だなと思った。また、ロッキーとアポロの試合の場面は迫力があり、気迫のこもった演技が見られる。ものすごく個人的な意見だが、アポロ役のカール・ウェザースの声が好きです(笑)。

さいごに

 名作の続編というのはとても難しいのだろうなということが想像された。ただ、面白い映画ではある。ロッキーⅢを観るかとても迷っている。

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