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ありきたりなタイトルを付けたくない話



5月に入ってから、毎日のように泣いていた。

急に涙がたまって
あ…まずいと思った時にはすでに遅くて
床にポタッと落ちていた。
なぜだかご飯を食べていて二、三口目あたりでこの現象が高確率で起きた。
そろそろ三十路にもかかわらず、最後の方は「えーーーーん」とバカみたいに声を出して咀嚼をする。。
テレビをみていてもちょっとしたことで心が震え、感極まって興奮してしまうんだよな。


でもここ3日は泣いてないから…
5月に入ってから、毎日のように泣いていた!過去形なのだ。へへへ



昨日からバイトを始めたのだ。
本当は気持ち的にまだ働きたくないと思っているし、そもそも人に会いたくないし人が怖いし。
だけど…。

私は一匹の猫と暮らしている。
だいすき!可愛い!姉妹!友達!だいすきだいすき!
って思いが溢れてしまう。
(笑)
今年の夏9才になる女の子。

数日前、泣きながらぽけーっとお布団に入り天井を眺めていたら、いつものように猫さんがお腹の上に乗ってきた。
うちの猫さんは完全室内飼い。最近の猫さんの寿命がご飯や医療もろもろのお陰でのびているとはいえ、今年でこいつももう9才か…と撫でながら思ったんだよね。

働けるメンタルでは到底ないし自分がいっぱいいっぱいではあるけれど
もしも、万が一
こいつが急に病気になったら?
ケガをしたら?
私がどうしようもなく病んで社会復帰が完全にできなくなってしまったら?
貯金が底をついてしまったら?
ペット保険も払えなくなってしまったら?
と撫でながらドキッとした。

私の宝物はこの猫さん。
いつも隣にいてくれる。
こんなに大切な猫さんなのに
もし、私のお金がないばかりに救える命を救えなかったら助けられなかったら、それこそ後悔通り越して私は発狂してしまうだろう。

いつまでもめそめそ泣いていないで働こう
こいつの為に働こう
つらくても猫さんの為だけに働こう

そう思ってその日すぐハローワークへ向かった。
私が死ぬのは構わないけれど、私が働いてないばっかりにこいつが死んだらたまったもんじゃないからね。


ハッとしてからの私は早かった。
年内いっぱいの雇用で福利厚生もわりとしっかりしている製造の仕事を見つけた。
期間限定なら嫌でも続けられる。
これだ!
すぐに面接を受けた。
では来週からお願いしますと雇ってもらえた。


よし、私は猫さんの為に働くぞっ!!!!



というわけで
今週の月曜日、昨日から働いています。
日曜日の夜中は寝れなくて無駄に寝返りを繰り返していると、目をつぶっておとなしくしなさいと言わんばかりにお腹の上に乗ってきて動けなくなった。
すると、気がついたらすーっと眠っていた。
今日の朝はアラームのスヌーズを停めては寝てを繰り返している私に、ちゃんと起きて働け!とでも言うように体に乗ったり顔の近くで寝たり起きたりまた戻ってきたり。
いつもはこんなにせわしくしないのに、寝坊するなよと起こしてくれたようだった。


猫は家につくというけれど、猫は察することが得意だよね。
そして頭がいい。
ご飯食べる?も水飲む?も遊ぶ?も寝ようもわかる。
うちの猫さんは神経質だからちゅーるはそのまま食べてくれない。
私が一口ぶんを自分の指につけるとそれは舐める。
神経質×賢い○ってことにしよう。
みんなのおうちの猫さんみたく、ちゅーる!って言ってもこないけど、モンプチって言うとニャ~って寄ってきて私の手からカリカリカリと食べてくれる。

あれ?なんの話だっけ(笑)
猫さんの話になると親バカ発揮して脱線してしまうや。(笑)
とにかく猫さんの為に働くことにしました。
つらくても頑張ってみるんだ。


だいすきなだいすきなこいつ。
たった今も、ちょっと離れた所から優しいまばたきをしてくれた。
やべっ、、泣きそうになってきたからもう今日は書くのおしまい。(笑)



明日も一日が無事に終わりますように。









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