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#53 組織は承認する方向に動く

チームメンバーが、目標やビジョンが持てない、新しい業務に自信が持てないでいる時、新しい方向に導いて行きたい時、メンバーの肯定的な態度や行動を、「アクノレッジメント(承認)」することで、メンバーを方向づけすることができると言われており、我が社でも1年以上かけて、少しずつ取り入れるようになってきました。ただ一朝一夕ではできるものではなく、牛歩の取り組みです。

称賛は「評価」になりますが、承認は「方向づけ」となります。「ここまで来たね」という到達点と未来を示すようなことです。

「承認」の定義は

相手に現れている違いや変化、成長や成果に、いち早く気づいてあげて、それを言語化して、相手にはっきり伝えること、です。
さらには、相手が自分自身ではまだ気付いていないことを、先に察知して、それを伝えることができれば、承認がより効果的になると言われています。

「承認」の具体的な方法

メンバーを教えたり、注意したりするのではなく、よく観察して、もしかしたら本人さえも気がついていない言動や行動に「それだね!」と伝えること。 褒めるのではなく、事実を事実として伝えること。

例えば、

✔️朝早めに出社して、仕事している姿を見かけたら「朝早く来ているね」   ✔️メールへの返事があった時は「返事、受け取りました」          ✔️失敗の報告に来た時は、「バッドニュース・ファーストが実践できているね」✔️会議の時間に全員がそろったら「時間通りだね」             ✔️その他、小さな創意工夫があった時、他人に対する思いやりがあった時

人は、自分のやったことを通じて、自分自身の成長や変化を知ることに喜びを覚えますし、それ事態に達成感を持ちます。

この「自己達成感」が、モチベーションにも繋がっており、人のやる気や自発性を強く促すエネルギー源と言われています。

結果、組織は「承認」する方向に動いていくことになります。

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