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【カフェ・バー開業】最高の接客が最低の接客になるパターン

結論:「誰かだけ得」もさせない

VOL.26

コマッチです。

東京の中野という街で、カフェバー「ミートコ」というお店を経営・運営しています。出店未経験の素人、かつ計画や情報不十分なままオープンして今年で7年になります。

過去の体験をもとに、小さなお店の開業・運営について綴っています。よろしければお付き合いください。

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「サービス」という言葉の定義、
接客業においては2通りあると思っています。

①接客。もてなすこと。
②無償での商品提供。または値引きなど。

「サービス業」といえば①を指すし、
「これ、サービスです(^^)」といえば②でしょう。

今回のお話は②に関して。

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いろんなケースで②のサービス、要は

『特別扱い』

する場面もあるかと思います。

・初めてのお客様
・親しい友達や恩人など
・有名人
・親しくなりたい人

などなど。

フードやドリンクを無料で出したり、値引きしたり。

商品や金銭が絡まなくても、
その席だけ手厚く接客したり。

これ自体は

どんどんやれ

と言いたいです。

あなたが店主やオーナーならもちろん、
従業員であっても、
持てる権限を駆使したり、
権限持って無くても上にバレないように( )

「最高の接客」

をしてあげてください。

そして大事なのは、②サービスを受けた側が

「得したことを認識している」

ことです。

そりゃそうですよね。
伝わって始めて生きるわけです。

嫌味にならないように
さり気なく
スマートに

アピールしましょう。

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しかし。

同じように気を配るべきは、

「他のお客様の気持ち」

です。

なぜなら、お客様にとって

自分だけ損するのも、他人だけ得するのも不満

だからです。

ついでに言うと、

自分だけ得している(状態を見られる)のも居心地悪い

と感じるお客様もいると思います。

例えば。

試作メニューをお客様に無料で差し上げるとする。
あるいは旅行のお土産とか誰かの差し入れとか。

この場合取れる選択肢は2つ。

・その場にいる「全員」にあげる
・誰にもあげない

「他人だけ得をしている状態を見る」ことは、
「自分が損している」のと同等になってしまうからです。

同じお店、同じ空間、同じ料金体系であれば、
同じ「サービスを受けること」を期待するからです。

不公平感が出てしまうことは避けましょう。

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一応、第3の選択肢として

バレないようにコッソリやる

というのがあります。

この場合は本当にコッソリやりましょう。

コソコソの罪悪感も生じるかもしれませんが、
他のお客様への配慮でもあります。

まあ、万難を配してスマートに②サービスをしても、

「いつもサービスしてもらってスミマセーン!」

てな具合になるケースもありますが…

これをはたで聞いて、
①サービスの意味と取るひとはいないでしょう。

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究極の理想は、
全員が100の接客を受けているなかで、
「自分だけ105〜110くらいの接客を受けた」
と「全ての」お客様に思っていただけたら。

そう思っています。

大切なひとがいつくるかわかりません。
応援しています。

次回VOL.27
従業員の私語はダメなのか

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カフェ&バー『ミートコ』
Twitter
https://twitter.com/meatoco?s=09
Instagram
https://www.instagram.com/invites/contact/?i=1smsmgblqrkbd&utm_content=2xngh7c

中野の裏通りでこっそり営業しているカフェバーです。カウンター中心の小さいお店なので、おひとり様でもお気軽に。 貸し切りは4~6名様より承ります。パーティーや誕生会、女子会など、メニューリクエストも含めて対応致します。ご相談ください。
food 300yen〜/drink 400yen〜
03-5318-9517

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