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アートポスターを自作して部屋に飾ってみた

月曜日。多くの社会人・学生にとって一週間の仕事・講義がはじまる日。また同じような日々が繰り返される予感のある日。ふと私は思い立ちます。

お部屋に良い感じのアートを飾りたい。

世の中には、ふたつのお部屋があります。大きなアートのあるお部屋と、大きなアートのないお部屋。これまでずっと後者のお部屋に住んできた私にとって、大きなアートは日常という扉を破る鍵に思えました。

でも、大きなアートって、お高い。

絵画を飾ろうと思うと、数万から数十万、モノによっては数百万円もかかったりします。それだけの価値があるものに、適正な価格がついているわけですから、仕方のないことですけれど、私にはちょっと手が出ない。

それでいろいろ調べてみたのですが、さいきんはアートポスターというジャンルがあるらしいのです。アートを気軽に楽しめるよう、クリエイターの作品をポスターにしたものだそうです。良いじゃん!

そうして、お部屋に合うアートポスターを探していたのですが、これがなかなか難しい。良いデザインはとてもたくさんあるのですが、「自分のお部屋に合う」という点で、そう簡単には見つかりません。

もう自分でアートポスター作っちゃったほうが早いな!

ということで、思い立ったが吉日。さっそく私は理想のポスターのイメージを頭の中で固めて、必要なものを集めにかかりました。

photo by Komaki Kosuke

まずはキングサイズの折り紙です。一片50cmある特大サイズです。これを背景にして、自分の好きなものを写真に収めるアイデアです。

photo by Komaki Kosuke

これがわりとうまくいきまして、思い通りの写真が撮れました。白い本の写真です。私のnoteのアイコンに似ていますね。無地の白い本は、ハードカバーの書籍のカバーを外して仕立てました。良い感じです。

photo by Komaki Kosuke

そうやって仕上げた写真をつかって、ポスターをデザインします。AdobeのLightroomという主に写真を加工するアプリで色味などを整えたあと、同じくAdobeのアプリPhotoshopで全体をデザインします。

私は小説を書くことをライフワークとしていますので、ポスターにごく短い小説を載せました。以下の小説に、少しだけ手を加えています。

完成した画像の印刷を、ポスターの印刷業者さんに依頼します。

私がお願いしたのは「ソクプリ」という業者さんです。結論を言ってしまうと、ものすごく良かったのでオススメです。発注から納品まで3日もかかりませんでした。そして、仕上がりもばっちりでした。

photo by Komaki Kosuke

ということで、すぐ納品されました! ポスターはこのように細長いダンボールで届きました(情報のノイズになっているシロクマはお気に入りのフィギュア)。

photo by Komaki Kosuke

ドキドキしながら開封! ポスターは筒状に丸められて収められていました。

photo by Komaki Kosuke

見てください! この仕上がり! 思った以上にきれいな出来上がりです。発注の際、紙質にはとてもたくさんの選択肢がありましたが、私は「ハイグレード半光沢紙」を選びました。少しお値段は高くなりましたが、この仕上がりなら満足です。

photo by Komaki Kosuke

紙質の名の通り、少し光沢があります。高級感があって、いいですね。

photo by Komaki Kosuke

写真だと分かりづらいですが、小説の字も明瞭に印刷されています。部屋に馴染むよう、淡いグレーの字にして正解でした。全体がきれいな長方形になるよう、文字数も調整しています。

photo by Komaki Kosuke

せっかくの自分だけのアートポスターですから、額に入れたいですよね。ということでペーパーコレクティブさんのポスターフレーム(オーク・50×70cm)を購入しておきました。

いえ、正確にいうとポスターの発注まえに、先走ってフレームを買っていたのです。ただ、この50×70cmというサイズは、じつは日本の一般的なポスターの規格ではなく、ヨーロッパに多い規格でした。

そのため、印刷業者さんには既存のサイズではなく、オリジナルサイズで注文したので、そのぶんちょっとお値段がはりました。試してみたい方は、サイズ感にはご注意くださいね。

photo by Komaki Kosuke

という細かいお話は置いておいて、額に収めれば完成です! 

photo by Komaki Kosuke

とても良い感じの仕上がりになったのではないでしょうか。自分がデザインした
アートポスターですから、お部屋にも良い感じに馴染みます。

photo by Komaki Kosuke

ポスター下部の小説も、デザインとお部屋の一部として主張しすぎず、良いですね。「白い本の中に書かれている小説」というイメージでデザインしています。

photo by Komaki Kosuke

小説のなかに出てくる「水色」とポスターの色味をリンクさせています。自己満足
ですけれど、もとより自分のためのアートですから、良いのです。

photo by Komaki Kosuke

小説の題名は左上に。

photo by Komaki Kosuke

それと対になるよう、作者名は右下に。自分が好きなように、思うままにデザインできることほど、楽しいことはあるでしょうか。

たまたま私は小説と写真が大好きなので、そのふたつでポスターのデザインを構成しましたが、自作のアートポスターの可能性は無限です。

料理が好きな人、スポーツが好きな人、数学が好きな人、空が好きな人。好きなものは人それぞれ違うから、みなさんがアートポスターをつくったら、ひとつとして同じものはできないでしょう。

どなたでも簡単に自分だけのポスターをつくれますから、気になった方は、ぜひアートポスターづくりに挑戦してみてくださいね。

月曜日からはじまる日常に、明るい彩りを加えられますよ!

では、また。




photo by Komaki Kosuke

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