生きるとは
時々、全部忘れて人生を終わらせたくなる。
この苦しみも、悩みも、痛みも、悲しみも、全部無くなればいい。きっと楽になれる。
精神的に落ち込んでいるとき、こんなことを考える。
死んだら、楽になるかもしれない。
不安も悩みもなくなって、もがき苦しむ事も無くなるだろう。
でも、無くなるのはそれだけじゃない。
好きな人と目があったときのドキドキも、
美味しいご飯をお腹いっぱい食べたときの幸福感も、
お布団にダイブするあの瞬間も、
全部無くなるのだ。
人生は山と谷の繰り返しだ。
良いことがあって、
悪いこともある。
それは必ずしも平等にはやってこない。
よく考えろ、私。
悪いことを無くすために、良いことまで無くしてもいいのか?
生きていれば無限の可能性がある。
そうやって言い聞かせて、私はまた生きる道を選ぶのだ。