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レトロゲームレビュー

5月~6月は #レトロゲームレビュー と称して、旧世代のテレビゲームを使って、Zoom を通してみんなで遊ぶということをやってきました。
近頃ではゲーム機がネットワークに接続され、各自の端末からネットワーク上の仮想空間に集まって遊ぶということが定着している。あまりちゃんと調べていないが、家庭用ゲーム機でのオンラインゲームは PS2 が発売された2000年あたりから徐々に広まっていったように思う。個人的には XBOX のファンタシースターオンラインを夜な夜な会社の同僚と遊んでいた頃が懐かしい。

旧世代の家庭用ゲームは、一人で遊ぶか、友達を家に呼んで遊ぶという形態である。インターネット接続機能は無い。それを現代のテクノロジー(というほど大袈裟ではないが)で、みんなで遊んでみるというのが、#レトロゲームレビュー シリーズの目的である。

今は旧作ゲームもダウンロード販売され、新しい筐体で遊べるタイトルもある。ドラゴンクエストのような人気タイトルはリメイクされて移植されたりもしている。ただ、当時の質感を感じるには実機を使うのが良いと思っている。
名作と呼ばれるゲーム、クソゲーと言われるタイトル、あるいは誰の記憶にも残らず消え去ってしまった地味ゲーなど、今まで数えきれないほどのゲームがこの世に誕生している。名作というのは、30年近く経過した現代においても名作である。
でも、ゲームというのは名作かどうかというよりも「当時の記憶を呼び起こすもの」として価値があると思っている。当時、何歳で、どのようにして遊んで、どのような感想だったのか、どんな友達と遊んでいたのか。そんなことがゲームとともに蘇ってくる。

「ポートピア連続殺人事件」
どんぴしゃな世代にとっては、どんぴしゃなゲームである。私は確か従兄の家でプレイした。当時の家の間取りとか空気感などが頭に浮かんでくる。ゲームの細部は覚えていなくても、各々が当時のことを思い出す。流行っていたけどプレイしていないという人であっても、その時代の自分が何をしていたかということを思い出すきっかけになるかもしれない。

テレビゲームは時代と共に存在する。
それが日本におけるテレビゲーム文化である。
コンテンツの評価とは違う評価軸があっても良いのである。クソゲーであっても素晴らしい記憶と共にあるのなら、それは自分にとっての最高のゲームである。

私はノスタルジーに浸りたいだけではない。
古いゲームで新しい思い出を作るということを、Zoom を使って試してみたかった。ただただ仲間内で遊んでいるだけの視聴者を意識していない動画なのだけれども、どこかの誰かに企画をパックってもらって、そこで新しい記憶が生み出されるのであれば嬉しいと思っている。

コロナ禍の 2020年春。
僕たちは旧作ゲームを Zoom を通してみんなで楽しく遊んだ。
童心に帰り、大人的なずるい方法も使いながらゲームをクリアした。時を忘れて楽しんだ。
それでいいじゃないか。

(@totheworld)

追伸
4ST (ヨンスタ)さんのゲーム動画は高品質でおススメです。


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