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家族と過ごす時間について考えた

オランダで生活をしたことがある。

オランダには、都市、郊外に問わず自然豊かな公園がたくさんある。夕方、近くの公園までランニングするのが日課となっていた。その公園は、大きな砂場とウサギや鳥、ポニーなどの小動物がいるかわいらしい公園だった。夕方4時を過ぎると2~4歳くらいの子供とママ達が次々と集まってくる。荷台のようなかごに子供を乗せた自転車に乗ってやってくる。仕事を終えたママが保育園に子供を迎えに行き、自宅へ帰る途中に公園へ寄っている様子。ママ達は、スマホをいじることもなく、子供と一緒に遊び始める。子供とママの笑い声がよく聞こえてきた。子供達は、のびのびと自由に遊んでいる。ママ達は、子供の動きをよく見守っている。

子育ての様子を見ていて、ママ達に時間の余裕が感じられて、すごく良いなと思った。そして楽しそうに子供と遊んでいるママ達の姿を見て、とても幸せそうに感じた。

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この背景としては、ライフスタイルをサポートする法律や社会の仕組みがある。子供の環境は素晴らしいと思えるし、「子供が幸福な国オランダ」といわれるだけある。オランダでは、あたりまえに日々の生活の中で幸せになる習慣をしていた。

交流関係からもオランダ人は、残業はできる限りせず、家族と一緒に夕食をとる。家族が大好き、家族と過ごす時間を大切にしている様子が感じられた。

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私の子育ての時を振り返ってみて、仕事が忙しい夫に迷惑をかけてはいけないと、一人で分刻みでごはん作って、食べさせて、お風呂入れて、寝かせて... 合間に洗濯して掃除して…とやっていた。いつも疲れていて、心の中では「大変なんだから、どうして分かってくれないの?」と叫び、時にはものすごく不機嫌になって、周りに八つ当たりをした。だから、余裕があるように見えるオランダの家族を見た時、保育園の帰りに公園だなんて日本では考えられない。普通、スーパーか自宅へ直行でしょ。と思った。

忙しいと心の余裕がなくなってくること、一人で抱えず、もっと夫とコミュニケーションをとるべきだったと気付き、今の生活で改善を心掛けている。

私の育った環境は、両親は共働きで乳幼児期の頃は、祖母に預けられていた。母親はいつも忙しく余裕がなかった。親と公園で遊んだり、絵本を読んでもらったり、家族で旅行したり… 記憶がない。笑顔がない家庭環境だった。

生まれ育った家庭環境、特に両親との関係性は、人間関係の重要な基礎となり、人格形成に大きな影響を与える。人間関係の困難や問題を改善したり、解決することができるようになる、人間的にも成長でき、幸福を感じられやすくなる基盤。

私が大人になって、なぜ私は漠然とした不安に襲われるのか?孤独感が強いのか?自己分析すると、人間関係、つまり子供の頃の親との関係性が関係していることにたどり着く。このことに向き合うことはとても辛い作業だったけれど、この経験があったおかげで、家族と過ごすことの大切さに気が付いた。家族と過ごす時間は、子供に大きな影響を与えている。


今あなたは幸せですか?

家族とどんな過ごし方をしていますか?


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