職場の年下の先輩②


前回の続き

C店長とEさんと私で話し合いをすることとなった日。

例のEさんのサポートの動画を本人に見てもらいどのように感じるかを聞いてみると、的外れな回答が返ってきた。

そこからC店長と私で、本来のサポート業務ですべきことや、Eさんの改善点について話していると、Eさんが号泣し始めた。

その後、号泣しながらも彼女が話してくれたのは下記のこと。

◆年上なのに後輩という私の存在とどう向き合っていいかわからない

◆後輩という立場だけど自分より仕事ができる私を後輩とは思えない

◆私に対してなにか思うことがあってもうまく言えない

◆他の先輩から注意されるのは分かるけど私から注意されるのはプライドが許せない

◆これまで楽しく仕事していたのにこの1ヶ月(私が異動してからの1ヶ月)本当にしんどくて仕事が楽しめない

◆夜中も突然目が覚めたりする

◆鬱になりそう。あれもしなきゃ、これもしなきゃと思うとしんどくて…

◆自分は精一杯やっているつもりなのに周りからそうみられていないなんて…

などなど。

なんとも…まぁ、私もこんなタイプの子と一緒に働くのは初めてでなにから伝えたらいいのか悩みました。

とりあえずその日は号泣してどうにもならないので泣きたいだけ泣いてもらった後に、

『私がなにか間違っていたらもちろん教えてほしいし、言ってほしい。あれ?と思うことがあったり言いたいことがあっても我慢しないでできるだけ言ってほしい。でも、私もこれからも同じように改善した方がいいと思ったことは言い続けるし、業務に関しては練習していきましょうね』

と話をした。

一通り泣いて落ち着いた彼女はそのあとヘラヘラしながら

『なんか、ほんと最近しんどくて彼氏にもこういう状況でしんどいって話してたんですよね』

というので、「彼氏さんはなんて言ってたの?」と聞くと

『全部聞き流せって言われました(笑)』

と教えてくれました。

・・・・・・・・。

そっかぁ・・・・・

とりあえず私はその話を聞き流し(笑)、サポート業務についてこれから一緒に練習していきましょうね、と話をしてその日を終えた。

それから。

約2週間の間、サポートの練習をしたのは1回。

しかも、こちらから2,3度『いつしましょうか?』とお伺いを立ててからのそれ。更に、1度に練習しようとすると通常30分かかるサポート業務を区切って練習したいとの申し出によりその1回で練習したのは通常の4分の1程度の練習。

もともとこの日に練習しよう!と言っていた日は、通常業務終了が遅くなったのもあり、本人も用事があったようで

『こまちさんも遅くなると申し訳ないので別日にしませんか?』

と言われと無しになった。

その後も、今日は予定があるので帰ります!というのが続き、そのうち『こっちは善意で練習しようと言っているのにどうしてこっちがお伺い立てなきゃいかんのじゃ』と腹が立ち、もはやEさんに練習の件を言うこともなくなってきていた。


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