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週末、チョコレートとジンジャーのクッキーで情緒を保つ

ある週末、なんだか今週は暑かったな、甘いものが食べたいけどスッキリした甘すぎないものも食べたい…と考えながらレシピ本をパラパラ見ていると、生姜を使ったクッキーが目についた。

クリスマスに作るジンジャークッキー以外で生姜を使ってお菓子を作ったことは無いし、別に生姜が好きという訳でもないけど、何故かとても作りたい衝動に駆られ、いつもなら外に出るのが面倒で家にあるもので作れるものを作るところ今回は生姜を求めスーパーへ赴いた。それくらい作りたかったということ。笑


作り方は至って簡単。

すりおろした生姜と米油を混ぜて、別で計量しておいた粉類と混ぜ合わせる。コクとサクサク感を出したかったので米粉の他にアーモンドパウダーと片栗粉は少し多めに。逆に生姜は入れすぎるとスパイシーすぎるかな?とビビッてしまい少なめにした。のが間違いだった。焼いてみると結構生姜の風味が飛んでしまい少し物足りなく感じてしまった。

美味しいんだよ。
チョコレートと生姜が入っていて、チョコレートの甘みと生姜のスパイシーさが想像していたよりもマッチしていて美味しい。バターは入っていないけれど、アーモンドパウダーが入っているのでコクもあって丁度良いサクサク感。

でも、改良点はあるのでリベンジしたい。シナモンとか入れても合いそうだなともくもく。

焼きたてどーん!見た目は素朴な感じでいい感じ。

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こうやって週末にキッチンでお菓子を作っていると、大体ご機嫌になる。出来上がったお菓子と珈琲を飲む時間が至福のひと時だ。(失敗したときはかなり落ち込むので、夫が必死で慰めてくれるまでがいつもの流れ。いつもありがとう、夫。笑)

大人になって自分の機嫌は自分で取ることを覚えたけれど、コロナ渦中に地方に引っ越したため中々友人にも会えず、仕事も在宅で人に合う機会がめっきり減ってしまった私にとって、週末に大好きなお菓子作りに向き合う時間はとても重要だと感じている。

何を作ろうかなとうきうきで考える時間ももちろん好きだし、
いつもと同じ分量で作っていても、気温や湿度によって生地の状態が変わることももちろんあって、

「どうした、まとまらないぞ。ご機嫌斜めか?」

「おっ、今日いい感じだね。すごい膨らんでて可愛いね。」

と、まるで友人に話しかけるのように生地やオーブンに向かって無意識に呟いていることもある(ちなみに私は独り言が多いらしい)。


改めて文章にして客観的にみると、お菓子に話しかけるってどうなのか。という気持ちになってくるが、少なくとも私は週末にお菓子作りや料理をすることで自分の今の気持ちを整理したり、向き合えていると思っているし、情緒を保てている節がある。
そして美味しくなると思っている。花や植物にも話しかけるとよく育つって言いません?そういうこと。

ちなみに余談ですが、私はイライラするとジャムを炊きたくなる。大量に果物を切って、ぐつぐつ煮立っているジャムを見ていると何故だかすーっとイライラが落ちつく。ような気がしている。これも自分の情緒を一定に保つ週末の行事のひとつである。笑


次の週末は何を作ろうか、今からわくわくである。





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