学習障害(LD)当事者が『親からこうしてもらえたら嬉しかったな〜〜〜』と思ってること
こんにちは!
昨年度お世話になった療育の先生の
『みんながちゃんと座ってる中、我が子だけが椅子をガタガタしたり手をバタバタしたり頭をグラグラ動かしている時…どうしてうちの子だけちゃんとできないの?!と思うか、あぁ今なんとか体に刺激を与えて椅子に座り続けようと頑張っているんだなと考えるかで、お子さんの辛さって変わると思うんです』
という言葉を思い出しながら、入学式を乗り越えました小松です!
新学期ですね。はやすぎて…まだ気持ちは2月くらいなんですけど…4月なんですよね。3月から4月にかけて心身ともにワタワタしすぎていて、ぜんぜん漫画もnoteも更新できていなかったのですが、4月も…もう…半ばなんですけど(解せぬ)気持ちも新たに更新していきたいな〜と思っています。
で、今回は
学習障害(LD)当事者が『親からこうしてもらえたら嬉しかったな〜〜〜』と思ってること
について書きます。
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学習障害って何?って人もいると思うので厚生労働省のURL貼っときますね↓
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-004.html
以前、noteに自分のIQとか障害がわかった経緯を書いているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが私にはADHDだけじゃなく学習障害もあります。
https://note.com/koma23chi/n/ne8e9eb429557
医師でもなんでもないので専門的なことはわかりませんが、当事者の感覚で言うと学習障害って
【みんなの頭の中には掃除機が搭載されてるけど、自分の頭の中には“穴の空いたちりとりと箒”がある】みたいなイメージがあります。
※掃除道具が”脳の機能や働き”、ゴミが“情報“、掃除の成果が“読み書き計算などの精度”と置き換えてください
掃除機よりも遅くとも、箒でもゴミを集めることはできるし、むしろ箒のほうが掃除機より小回りが効く場面もありますが、どんなにがんばっても箒が掃除機になることはできないし、ちりとりには所々穴が空いているので集めたものが集めた側からこぼれ落ちていき…
結果、本人なりに努力しても部屋は汚れたまま…みたいな感じの…脳です。
そんな感じの脳です!(伝わってくれ)
そんな私が切実に親にこう接して欲しかったなと思うことがあって、それは
『やればできるじゃない』と褒めたり『やればできるのになんでやらないの⁈』と叱ったり、しないでほしかったな〜〜〜!!!
です。
(……アラサーにもなって親にこうして欲しかったを語るのって、だいぶ恥ずかしいのですが、今は母側なので実体験からの教訓的な意味を込めて書かせてください)(ちなみに親に対しては基本尊敬と感謝しかありません…!!!)
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『やればできるじゃん』
って普通にいい意味で使ったりすると思うんですけど、LD側からするとすごく酷な言葉です。
学習障害(LD)って、全体的な知能指数は90以上あって知的障害(IQ70未満)という診断でなくとも、「できないこと」のIQは知的障害領域と同じ70〜89以下の数値だったりするんです。
でも、「できること」は他の人と同じようにできるので『やればできるのに何で?』と怒られてしまうという……
怒るというより、親や周りもまさか「できないこと」に対する知能指数が知的境界水準だとは考えもしないし、考えたくないだろうし、余計に「できること」の基準で相手を評価してしまうんですよね。
しかも1番タチが悪いのが、
自分自身も『わたしはやればできる、やらないからできないだけ』と思い込んでしまうこと…
これがほんとに厄介で、『やってなかったからできなかっただけ』って状況を自分から作ったりしちゃうんです。
元々、努力しても取りこぼしやうっかりがあって失敗しやすくて、頑張っても「(他の子より)できない」って経験をしがちなんですが、それを認めるのってもの凄く傷付くので、自分の心を守るためにも「頑張らない」「やらない(からできないだけ)」にどんどん向かってしまうという……
で、このループに陥ると結局「できないこと」には蓋をして「できること」を伸ばすための努力もせず、結局周りが成長する中で、いつの間にか追い抜かされてしまうという地獄が待っています。
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個人的に、じゃあどういう風にしてもらえたら嬉しかったかな…?とよくよく考えてみたら
『努力したらできるようになるという成功体験を積むこと』と『(道具を使って)工夫することを認めてもらう経験』
を得られたら、嬉しかったかもな〜〜〜と思いました。
努力したって最初から穴が空いたちりとり程度の脳みそなのに、できるようになるわけないじゃん!だから障害なんじゃん!と思うLD当事者の方もいるかもしれませんし私もよくそういう思いをして悲しくなりますが、努力したらゼロから0.1には……なります。
何もせずに100の成果をあげられる子もいるし、だいたいみんな40とかの結果を出す中で練習して努力して、0.1しか成果がでなかった時って本人的にもしんどくて投げ出したくなっちゃうと思うんですけど
『0.1進んだじゃん!ゼロは何もないけど、0.1はあるんだよ?!ゼロ個のチョコは食べれないけど、0.1のチョコは食べれるんだよ?!それってすごいじゃん?!あなた頑張ってて最高だよ!!』
と親や周りが本気で褒めて認めたら、少しずつでも前向きに取り組めるような気が…私はします。
「できないこと」って正直、いくら努力したところで他の人よりできるようにはならないのが悲しいところですが、努力してゼロから0.1にすることを成功体験として認めてもらえた人って「できること」に対しても努力し続けられるマインドになれるんじゃないかな、と。
で、努力とか練習とか書くとこう…汗水垂らしてみんなと同じように同じように頑張る的な、イメージを持たれそうなんですけど、そこは道具を使って工夫することを認めることが大前提です。
(例えば、ピアノの譜面を読むことが苦手だったらもう指番号書いちゃうとか、ノートを書くことが苦手なんだったらキーボード入力試してみるとか、椅子に姿勢保持して座れなかったら矯正クッション導入するとか)
努力するためには、お助けアイテムを自ら使えるようになることがめっちゃ大事なのかなと思います。ここを周りから認められるか認められないかで、努力できるようになるかならないかがめっちゃ変わってくると私は思います。
ってこんな風に偉そうに書いてますが、
当事者のくせに……というか当事者だからか、自分の娘(学習障害の診断はおりてません)には人並み以上にできてほしいという気持ちから『0.1はできた』を認めてあげられなかったり、みんなは40できてるんだから娘にもそうなってほしいと無理をさせてしまったり…したことが…正直なところ、以前はありました。不甲斐ないし、でも自分しかいないし、親って難しいです。毎日反省大会です。自戒も込めて、今回のnoteは書きました。
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Twitterでは伝えづらいことをこれからはnoteにあげていこうと思って、今回は学習障害当事者の思うことについて書きました📝
なんというか、毎度のことながらまとまりのない文章なのですが💦読んでくださってありがとうございました!!!
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(コメント欄開放していますので、もしリアルで吐き出しにくいなってことがあればお使いください🙇♀️ゆっくりですが必ずお返事します)
それでは、よかったらまた私の伝わり辛い例え話を聞いてもらえたら嬉しいです!では〜
小松より
https://mobile.twitter.com/koma23chi
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