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親のため?自分のため?~実家断捨離#1

最近、いや、たぶん数年前から母の探し物が増えた。
捜索活動は長引かず、今は程なく見つかっている。
が、このままでは暮らしにくくなるんじゃないかなぁ、、、。



両親の将来のため

両親の住まう実家は我が家のお隣り。
地方なので比較的広い日本家屋だ。
二人ともキレイ好きだし来客も多いので、老夫婦の住まいにしては片付いているほうだと思う。
ただ、スペースもあるから何でも取っておけるし、買い置きもしたい放題だし、紙類の整理整頓は徐々に苦手になっている、、、。
(加齢により大事なものの取捨選択の判断が鈍ってきているのでは、と思う。)

両親はこの家で出来れば最期まで家で暮らしたい、と思っている様子。

そうであるならば、二人の認知能力のしっかりしている今のうちに実家(我が家の隣り)を断捨離し、必要なものだけを置いた生活空間にしてあげたい。
出来れば引き出しにラベリングして、必要なものを取り出しやすくしてやりたい。

4月に妹夫婦が隣県に引っ越してきた。
これからは気軽に帰省できる、と妹。
それなら二人で実家の断捨離を敢行しよう!となり、両親も了解してくれた。

あの頑固でA型の父は私の言うことなど素直に聞きはしない。
だが、妹か断捨離のために帰省すると言えば、少しは断捨離に協力せざるを得ない。
あの着道楽な母は、また同じような色の服を買った。
全部並べて「同じようなモノがあるじゃないか!」と見せつけてやりたい!笑

実家の断捨離は一度で終わることはないだろう。
でも、とにかく始めるのだ。
両親の認知能力のあるうちに始めていかなくては、新しく整理した物の置き場を覚えられない。

かくして、妹と予定を擦り合わせ、2泊3日の断捨離合宿が始まった。


どこからやる?、の1日目

妹が帰省した。
すぐにも断捨離を始めたいのに、父母は「お昼を食べに行こうや」と。

冷凍うどんでも食べといたら?(早く取り掛かりたい私)
まあまあまあ。(姉ちゃん焦るな!と妹)

母は少し断捨離に興味はある。
たぶん、片付けたい気持ちもあるだろう。
しかし、父は不満げ。
「(お昼食べたら)すぐ帰るわいや。帰ったら好きにせえやのう。」
自分の管理能力を否定されたような気になっているのかな。
(反抗期か、、、)

どこからやろうか?

断捨離の鉄則は、まずは衣類から!
だけど、これは、母にとっては最期の砦の気もする。
「まだ夏物を出し切れてないんよ。」と母。

やっぱりね、そこはまだだわ(笑)

玄関を入ると右に広縁があり、和室が二間ある。
法事の時しか使わない、今やただの物置と化している場所。
ここには黒檀の飾り棚があるのに、なぜか隣にカラーボックス、、、。
カラーボックスのお隣は掃除機2台と無数の紙袋。
残念すぎる和室。

「手始めに、このカラーボックス、どうにかしない?」

和室はちょい置きの場所

カラーボックス及びその周辺は、溜まっていきがちなモノがゴミになる寸前で堆積されて、もはや違和感なく風景になっていた。

・大量の紙袋、ビニール袋、景品のエコバック、なにかで貰った保冷バック
(何かに使えるかもしれないんだって!)
・頂き物のお菓子の箱
(知り合いに収穫した柿などをおすそ分けする時に入れたいらしい、、、)
・封を開けて使い切っていないマスクの箱、貰い物のマスク、カサカサの除菌シート
(懐かしい新品の”アベノマスク”もあり!笑)


「こんなに紙袋要らんでしょ?」
私が「やれやれ」と言えば、すかさず妹が
「〇〇ちゃん(妹の次女)のとこ、資源ゴミは紙袋で出さんといけんのよ。お母さん貰っていい?」とナイスフォロー。

何年溜めたんだ?という量のポケットティッシュも、
「△△ちゃん(妹の長女)ポケットティッシュよう使うけん、少しちょうだい。」と妹。

、、、いい仕事しますね、妹。
姉ちゃんがイラつきすぎ!

妹と阿吽の呼吸でサクサク作業。
アイコンタクトとテレパシーで、無言の会話をする。

ゴミ袋3つで和室はかなり蘇った。


夜は反省会

夕食は実家にて、オットと五人でおうち焼き鳥。
母娘三人で和室に籠っている間、父は拗ねたようにリビングで昼寝。
今日はほったらかし過ぎたかな、、、
残り2日を恙なく作業するためにも、ここは父の機嫌を取らねば!

和室でなぜか日本酒(1合瓶3本)を発掘。
絶好調カープの話、妹のペーパードライバー返上中の話、新社会人になった〇〇ちゃんの話をして、父の機嫌は回復。
発掘した日本酒はあっという間になくなりました。
(これも、断捨離の一環よ!笑)


******

次回、”抵抗勢力(父)との闘い”につづく、、、



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