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アラ還夫婦のバスツアー【美濃・飛騨】~内容編

皆さんは経験ありますかね?
新聞広告によくあるアレ!
ガイドさんに旗で引率される大人の修学旅行的なお得満載のツアー。

今回は、アラ還夫婦の登竜門?、バスツアーの体験記です。


バスツアーにした理由

私はよく旅行に行きます。
家族で行ったり、両親と三世代で行ったり、妹家族と二家族で行ったり。
最近は夫婦二人も多いかな。

ツアコン気分で分刻みの旅行計画を立てるのが大好きな私が、今回はバスツアーを選択した理由は二つ。

①雪道が怖い!

生まれも育ちも瀬戸内の夫婦が地理に不案内の豪雪地帯を個人で回ることへの不安がありました。
雪道を運転しないこともないけれど、豪雪地帯で何かあったら最近はニュースになりますからね(笑)
今回は自然を堪能する旅行。車の運転に集中するよりも、連れて行ってもらう方が楽しめると思ったのです。

②バスツアーそのものへの興味

毎日のように新聞の下半分にツアーの宣伝が載っていて、これってホントにお得なの?楽しいの?、と前から興味がありました。
また、アラ還夫婦というと、この手のツアーに参加することが”正しいアラ還夫婦”への第一歩、一度は通る王道でしょ!と(笑)

そんなこんなで。
『源泉かけ流しの温泉でのんびり過ごす下呂・高山・飛騨3日間』、いざ出発!

旅行日程

【一日目】

広島駅~新大阪駅(新幹線)⇒ここからバス移動
関ケ原にて昼食~澤井姫和牛フルコース
郡上八幡(自由散策)
下呂温泉(泊)

朝7時35分、広島駅に集合。
この時間に集合となると、家を6時過ぎに出発。
遅刻はだめだからと、広島駅には7時過ぎには到着。
個人旅行なら家を7時に出れば新幹線に余裕で間に合う感じ。
これがツアーだよね、と思ってしまいました。

添乗員さんは、優しいお顔ながら容姿は武蔵坊弁慶。
オットが「僕より若いよね?」と。
うん!頭髪はともかく、肌艶が断然いい!
後で分かった事だけど、今年70歳になるというベテランでパワフルな添乗員さん。
今回のツアー中に、天気や混み具合で予定を柔軟に変えてくださいました。
こういう判断ができる経験値が豊富な添乗員さんを”アタリ”と言うのでしょうね。

初日のお昼は目の前でシェフがパフォーマンスしながら焼いてくれるコースでした。
すべてが美味しくて、これは大満足!
(写真撮り忘れで残念!)

郡上八幡といえば、私のイメージは〝火曜サスペンス劇場゛です(笑)

チャチャチャーン♪チャチャチャーン♫

でも今どきの新しい小洒落たショップや映えポイントもありました。
もうこんなとこでは事件にはならないね、、、。

水路がいたるところに

下呂温泉のホテルは、昭和の香りがする、最近泊まることのないレトロなお宿でした。(写真は自主規制!笑)
お湯はトロッとしていて、さすが源泉かけ流しの天下の下呂温泉!
でも脱衣場が暗くて古くて、、、。
お料理もイマイチ。天ぷらが冷たい。
このホテルから15,000円でグレードアップのOPがあったのはこういうことか、と判りました。

JRで来れる温泉、イイですね!


【二日目】

飛騨高山(自由散策)
まつりの森にてOP昼食
(高山で食べ歩きするつもりで、昼食は申し込まなかった)
新穂高ロープウェイにて西穂高山頂へ
奥飛騨温泉郷・平湯温泉(泊)

効率の良い回り方をするとしたら、高山は昨日の午後が良かったのでは?と思っていましたが、ここ高山は朝イチに来る必要があったんですね。
12時には終わってしまう朝市が見学できました。

おばあちゃん達の屋台がでています

高山祭屋台開館も見学。
華やかな屋台の実物は迫力があり、祭りの日に来たいと思いました。

新穂高のロープウェイも午後の行程にする必要があったんですね。
春の陽気でも頂上は0℃でした。
午前中だと凍えていました。

西穂高山頂からの眺め
2基のロープウェイで
標高1,000mをイッキに上がります

ロープウェイの中も山頂も、ここは日本なの?と思うくらい英語と韓国語、台湾語に溢れていました。

平湯温泉のホテルは前日と違い、7つの露天風呂、お料理も最高!
ある意味、前日とはメリハリが効いていました(笑)

夕食は特産品オンパレード!
朝食も全てが美味しい!


【三日目】

白川郷(自由散策)
サービスエリアにてOP昼食
長良川鉄道乗車
新大阪駅~広島駅(新幹線)

昼前から雨になるかもしれない、との予報で急きょホテル出発を30分繰り上げて白川郷に向かいました。
このへんの判断がベテラン添乗員さんの仕事なのかと感心。

雪は残っていません…

おかげで傘をささなくてもよい程度の小雨のうちに観光することが出来ました。
ここでも聞こえてくるのは、韓国語、台湾語。
私は白川郷に勝手な郷愁とロマンを抱いていて、近年インバウンドが多いとはいえここまでと思っていなかったので、正直なところ少々がっかりな風景でした。
人が多すぎる、、、。
でも、そういう自分も日本の原風景”白川郷”には本来不要なのだとも思わされ、、、
オーバーツーリズムって、と考えさせられました。

予定時間より早めの白川郷到着と、今の白川郷では昼食をいただけるお店が行列すぎるとの添乗員さんの判断で、予定にはなかった美味しいサービスエリアに寄ることになりました。
臨機応変な対応に、バスツアーは添乗員さん次第なのだなぁ、と。

長良川鉄道は、う~ん、、、まあ、普通の田舎の単線鉄道でした。
私たちツアーの貸し切り状態で、途中から乗ってくる人はびっくりするんだろうなぁ、と心配しましたが。
だれも乗ってきませんでした(笑)

1両編成の電車でした


参加者は?

今回の参加者は33人。
ご夫婦14組(28人)、40代?姉妹1組、母娘1組、おひとりさま男性1人。

またここでも私の人間観察クセが出てしまうのですが。
夫婦も様々ですね。

①ずっと別行動の夫婦。
ご主人は杖を突いていらして後ろのほう、奥さんはせっかちなのか、いつもツアーの先頭を行く。
終始別行動で、うちののほほんオットはこの二人が連れだと気がつかないくらい(笑)

②奥さんが荷物を持つ夫婦。
買ったお土産を持つのも、自動販売機で水を買うのも、お食事会場でお茶を注ぐのも、スーツケースを転がすのも、すべて奥さん。
寡黙なご主人は何もしない。
嗚呼、さまざまな夫婦のカタチ。

③おひとりさま男性
添乗員さんとも顔なじみっぽい。来月も2つのツアーに参加予定だとか。
うちのオットの将来なんじゃないかと思って見ていました!笑

(オットの老後の楽しみはコチラ)


その他、毎日服も靴も変わる人、お土産山ほど買う人、馴れ馴れしい人、服装からして「山が好きなんだなぁ」と思って見ていたら新穂高で集合時間に遅れるほど山を堪能した人。

色んな人がいたけど、概ね普通に感じの良い方ばかりでした。
添乗員さん曰く、
「最近のバスツアー参加者は変な人はいませんよ。昔は一癖ある人もいたけど、最近はそんな人は融通の利く個人旅行をされますね。その点では、バスツアーは昔より参加しやすいと思いますよ」と。
バスツアー初心者の私たち夫婦はほかの方からどう映ったのか?
添乗員さんに聞いてみたいところでしたが、何組かのご夫婦から「またいつかご一緒したいですね」とお声がけしていただきました。

あ、こうやってお友達になっていくのかなぁ~!

5月の北欧ツアーでどんな方とご一緒するのか、ちょっと楽しみになってきました。


長くなりましたが、最後までお読みいただき有難うございました。

(追記)
この旅行のドタバタ劇、よろしければコチラもどうぞ!


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