マガジンのカバー画像

歌詞

8
楽曲の歌詞を公開しています。
運営しているクリエイター

記事一覧

夕暮れのメロディ 歌詞

作詞:中山小町

秋の気配
懐かしくなるね
夢を見させてくれ
また少しずつ影も長くなってゆく
微睡みながら

冷えたビールで乾杯をするよ
全てを忘れて
また黄昏の空に
身体を委ねて踊ろう

自転車を押す僕に掴まって歩く
二人でいつものように

ねぇ、聴かせて
夕暮れのメロディ
君が笑えば素敵だね
さぁ、奏でよう
今もいつまでも
坂を下ったら手を繋ぎ直そう

空に泳いだ
かくしごと一つ含ませた視線

もっとみる

滑走路 歌詞

作詞:中山小町

袖を掴む指に
揺れる睫毛の先まで
見惚れてしまうほどに
心奪われていたの

二人だけ
瞬きの向こう側へ
手を伸ばす
何処へでも行ける

息もさえ
衣擦れも聞こえない夜に
連れ出して
時間を止めて!

触りたくても
抱き締めたくても
揺れる眼に
はにかむ弱さを
いつまでも素直になれないまま

変わりたくても
伝えたくても
悴んだ手に
甘える弱さを
微睡んだ夢から覚めたら

飛び立つ

もっとみる

愛おしい夜に 歌詞

作詞:中山小町

曳いて
流れ出してしまう前に
期待した言葉で
聴いて
知らん振りをして
重ねたら
沈んでしまっていた

波打ち際までなら
浸してよ
満たしてよ
街の音

きっと
忘れてしまった
言葉を繋ぐことすら
叶わなくても
気付けば頬を伝うまま
明日を濡らしても
褪せないで

ずっと
忘れてしまえば
言葉を繋ぐことすら
望まなくても
気付けば
愛おしい夜に
さようなら
渚まで

波打ち際まで

もっとみる

la Lune 歌詞

作詞:中山小町

月の上では
僕の声は届かないけれど
一度だけ触らせて
青い星に生まれ
僕らは誰かと傷つけ合ってる
いつかは抱き合って
キスをしようよ

手を取り合っても
変わりはしないけれど
静けさが跋扈する
この街で二人 踊ろうよ

街景 歌詞

作詞:中山小町

忘れかけていたんだよ

壊れかけのレディオぶら下げて
吐き出す色は何を映した?
途切れたままで捨てられていた
触ることもまだ出来ないまま

忘れかけていたんだよ
静かな夜の叫び声も
流れ出した言葉も凪いで
キラキラと輝き出した

晴れた空に浮かぶ月のように
揺らぐ瞳 霞んでゆく
雨の切れ間 時間が止まるような
あのプリズム 触らせてよ
さあ 踊ろう夜が明けるまで

髪を濡らしなが

もっとみる

春容 歌詞

作詞:中山小町

ひらひらと 舞い散る影法師
ふらふらと 彷徨う生きすだま
飾らせて 涙は零さないで
語らせて 負け後した泥仕合に

春容

さよなら 恋の季節よ
奪われたんでしょう
唇の先 あの日あなたにほの字
さよなら 恋の季節よ
間違えたんでしょう
春風が吹く頃には忘れられる?

ぴかぴかと 轟く稲光
ぱらぱらと 振り出す俄雨
今はまだ 傘も持たず独り
濡れるだけ 心ここに在らずで

春容

もっとみる

夜間飛行 歌詞

作詞:中山小町

月明かりが揺らぐ
瞳を碧く映し出すプリズム
このまま君と二人
何処まででも飛べそう

繋ぐ手と手
伝わる熱さえ愛おしくて
寂しさも
夜めく
海の泡に溶けた
騒がしい程の静寂に
響く足音
色めく

些細なことでもいいよ
分かち合っては全てを歌にして
このまま君と二人
夢を泳ぐ

繋ぐ手と手
伝わる熱さえ愛おしくて
寂しさも
夜めく
海の泡に溶けた
騒がしい程の静寂に
響く足音
色め

もっとみる

夏の送り火 歌詞

作詞:中山小町

夏の送り火はまだ遠く
冷めぬ気配に
あの日の想いを重ね合わせ
君を探してる

ざわめく人の流れ
静かに揺らぐ声で
「いつかまたね」と
届きはしない面影に
赤々と焼き付けた蜃気楼

柔らかく溶け出した
記憶の針が今
優しく僕の胸を刺す
何度も
変われはしない夜の街

「触らせてくれないか?」
見つめて抱き締めて
優しく僕を包み込む
身体は煙と灰に燻されて
交わせない言葉で
送り火の

もっとみる