愛おしい夜に 歌詞

作詞:中山小町

曳いて
流れ出してしまう前に
期待した言葉で
聴いて
知らん振りをして
重ねたら
沈んでしまっていた

波打ち際までなら
浸してよ
満たしてよ
街の音

きっと
忘れてしまった
言葉を繋ぐことすら
叶わなくても
気付けば頬を伝うまま
明日を濡らしても
褪せないで

ずっと
忘れてしまえば
言葉を繋ぐことすら
望まなくても
気付けば
愛おしい夜に
さようなら
渚まで

波打ち際までなら
透かしてよ
曝してよ
街の音

きっと
どれほど今が
辛くて長い夜だとしても
気付けば朝凪の海に
漂う夜明けを待ち続けて

ずっと
あなたと過ごした
夜 日々 季節
全てが愛おしい程に
身体を繋ぎとめている
さようなら
渚まで

ほら
愛おしい夜に
さようなら
渚まで

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