春容 歌詞

作詞:中山小町

ひらひらと 舞い散る影法師
ふらふらと 彷徨う生きすだま
飾らせて 涙は零さないで
語らせて 負け後した泥仕合に

春容

さよなら 恋の季節よ
奪われたんでしょう
唇の先 あの日あなたにほの字
さよなら 恋の季節よ
間違えたんでしょう
春風が吹く頃には忘れられる?

ぴかぴかと 轟く稲光
ぱらぱらと 振り出す俄雨
今はまだ 傘も持たず独り
濡れるだけ 心ここに在らずで

春容

さよなら 恋の季節よ
誘われたんでしょう
唇の端 読み取れない私
さよなら なんて言葉で
片付かないんでしょう
宵風が吹く度 心が揺れるの

浮かんでは消える
コーヒーカップの縁に
注いだミルクみたい
くるくる溶かして
束の間のキスも
覚えてられないくらいに
好きだったみたい

さよなら 恋の季節よ

さよなら 恋の季節よ
間違えたんでしょう
せめて嘘だと言って欲しかっただけ

さよなら 恋の季節よ
奪われたんでしょう
唇の先 あの日あなたにほの字
さよなら 恋の季節よ
間違えたんでしょう
春風が吹く頃には忘れられる?

忘れさせて


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