2024 夏の大阪旅(後半) 夢幻の如し
戎橋(えびす橋)で、写真を撮っていたら、スマホがものすごく熱くなっていて驚いた。ひょっとして発火したり爆発するんじゃないかと怖くなり、慌ててふぅふぅ息を吹きかけた。(冷やすものがなかったので)
そんなに長いこと撮っていたつもりはないので、外に出しているだけでもこんなに熱くなるものだろうか。(画面が黒いからか?)
気がついたら炎天下で直射日光が当たりまくり、自分の顔もかなり熱くなっていた(その日は猛暑日で37度くらいあったはず)
いつだって夢中になっていると暑さだって忘れてしまう。
夫が慌てて、静かに休めるカフェを探してくれた。近くに安心の大丸があるらしい。大丸まで行くのに【心斎橋筋商店街】の中を通ったのだけれど、これまたすごい人だった。やっと辿り着き、チョコレートのお店でアイスコーヒーをいただいた。
日が傾き少し涼しくなってきたころ、日本一長い商店街といわれる【天神橋筋商店街】へ向かった。ここでは今まで見てこなかった、もう少しローカルな大阪が垣間見れそうな気がして。
アーケード型の商店街にあまり馴染みがないので、こういうところを歩くのは新鮮だった。2.6kmもあるというこの商店街は、当然のことながら両サイドに連なって店が並び、その数は約600店舗あるらしい。
大阪市はこのような商店街が非常にたくさんあるらしく(市内だけで約160箇所)大阪と商店街は関係が深いこと知る。
天神橋筋商店街は初めて来たにもかかわらず、どこか懐かしさを感じさせる庶民的な場所で、こうした雰囲気も大阪の魅力を引き立てる要素のひとつであると実感した。
この商店街の中もそうだけれど、今日歩いたミナミエリアは昭和の風情が感じられるレトロな飲食店がたくさんあった。
歴史あるものや古い物好きのわたしからしたらそういった場所は魅力的で、たくさん残っていることがとても嬉しかった。(大阪の人は昔からの通い慣れた店を持つ人や、気入ったお店に愛着を持って長く通う人が多いのかなと勝手に想像する)
歴史と人々の思い出が詰まったであろうそれらの場所が末永く同じ場所に同じ形であり続けて欲しいとわたしは心から願った。
商店街を3分1ほどくらい歩いて、満喫したので戻ろうと横道に逸れたところでまた面白いところに繋がっていた。どうやらここは【裏天満】とよばれる辺らしい(天満市場の近く)
途中で面白いお店を見つけて、そこで一杯だけ飲むことにした。
普段は大衆居酒屋とかガヤガヤしているところが苦手だけれど、意外と静かだったし(その日たまたま?)、なんだか海外旅行に来ているような気分になっていたので、軽く一杯だけ飲んで行くことにした。
大阪駅に戻ってくると、そこはさっきまでの場所とは別世界だと改めて思った。
大阪は振り幅が広い。
最後に夫の希望でKITTEにある明神丸という鰹のたたきのお店で締めくくり、京都に戻ってきたのは0時を少し過ぎたころだった。
ホテルがある駅の京都の空気を吸って(自然の匂いがする)、なんとなくホッとした私であった。
ちなみに、この旅では大阪らしいものは何ひとつ食べていない。
前半はこちら↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?