現役教員が、漢字検定に落ちた話
私の失敗談です。サクセスストーリーもいいけれど、失敗談も聞きたくないですか?
国語の教員なのに不合格
現役教員だったころのお話です。
人に語れる資格がないなあ、と思っていました。
そのころ持っていた資格は、英検準2級、車の免許、TOEIC。
(なんで英語系が多かったんでしょう…?)
学校って、検定の案内が多いんですよね。
英語検定、簿記検定、数学検定、漢字検定。
教員になって改めて、漢字検定って、受けたことないなって思ったんです。
それなのに、偉そうに指導していたわけです。(ごめんなさい!)
そこで、せっかくだし、ちょっと1回受けてみよう!と思い立ったんです。
いきなり1級は無理そうだから、2級くらいでいいかな、と申し込みました。
一般受験だったので、指定された受験会場に行って、指定された席に座って、受験しました。
そのころは毎年教員採用試験を受けていたころだったので、試験の雰囲気には慣れていました。
でも、漢字検定は老若男女、たくさんの方が受験します。
私より年下らしき子から、電車で見かけたら席譲るかも、というような大先輩まで。年齢も経験もさまざまな方が同じ級を受けるんだなあ、と思うと感慨深くなりました。
手ごたえ?
正直、ありました。
がんばったし、受かるでしょ。って思っていました。
家に帰って、自己採点して気がつきました。
…あれ、足りない?
いやいや、もしかしたらこの漢字は書けてたかもしれないし、大丈夫でしょう。
…案の定、落ちました。
勉強、していたのになあ。
それなりの受験料を支払うわけですから、少なからず勉強はしていたんです。
して、いたんです。。
それなのに、落ちてしまいました。
せめて、ネタになれば
落ちたのが悔しくて、すぐにリベンジしました。
結果、なんとか合格。
満点合格だったら賞状がもらえるらしい、と聞いていたので意気込んでいましたが、届きませんでした。でも、満足です。
2回目のチャレンジで、なんとか漢字検定2級に合格したのでした。
「漢検2級に1発で合格できたら、私よりスゴイってことだよ!」
漢字検定の案内時期になったら、子どもたちにこの話をしていました。
受験料の元がとれるくらいには、ネタにさせてもらったかな、と思います。
ちなみに…
教え子に「先生を越えるわ!」宣言をされて、数ヶ月後、その子が得意げに「受かりました!」と話しかけてきたときは、一緒に喜びつつも内心ちょっぴり悔しかった、なんてこともありました。(笑)
ステップアップ!
2級に合格したあと、
「とはいえ、国語の教員なのに2級止まりはいかがなものか…?」
なんて考えて、準1級の問題集を買いに行きました。
すぐに解いてみたところ、思いました。
むり…!
正直に言います。最初の「読み」問題、見開き50問中、読めたの2つくらい。
こんなに難しいのか!と思って、
「漢字検定 準1級 難易度」
とネットで調べました。
ネットの情報では、
「2級に受かったら準1級も大丈夫!」
「準1級から1級の方がツラい」
とのことでした。
嘘です。(私の感想ですが)
ちなみに、今もまだチャレンジしていません。
準1級を取得する日は、来るのでしょうか…?
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