5Gの学校教育における、休み時間のトラブルについて考えよう!
子ども同士のトラブルは学校で必ず毎日あります。ないよそんなのという先生方は見えてないだけで、子どもの目線レベルでは必ず起こります。
私の子どもの頃はドッヂボールをしたあとに、だれがボールを持って帰るのか?でよくケンカしたものです。
なぜか、チャイムが鳴ったときに最後に触った人が持って帰るという暗黙のルールがあるせいで、関係のない女の子にボールを当てて、お前が持って帰れよーみたいな男子がいました。
そのたびに、当時の担任の先生は頭を抱えていたのでしょつか?
男子全員の連帯責任だ、女の子に謝りなさいなんて言われたもんです。
そんな指導に気に入らず、もっとエスカレートしてしまったことがあったのをよく覚えています。
そんなトラブルに対して、先生方はどのように解決しますか?
私には、こんな経験があります。
✅事実がわからないように嘘をついて逃れようとする子に対して、話が進まなくなる
✅AとBの言い分が違っていて真実はわからないまま、とりあえず平謝り
✅ものがなくなるようなトラブルで、物は見つかったものの誰が隠したかはわからないまま終わる
こんなことが日常茶飯事に起こります。
よく、犯人探しはしてはいけないといいますが、そんな綺麗事は保護者や世の中では通用しないこともしばしばあります。
特に日本人は、武器を持たない国民なので、刑務所から脱走しようものなら1ヶ月近く、ずっと報道したり、ずっと怖がって警戒したりします。(富田林警察から逃げ出した樋口容疑者の話が記憶に新しいでしょうか?)
この感覚は、子どもも同じです。
やはりトラブルは解決しないと安心できないものです。誰が何をして、どう認めて、どう変わったか?という実感がないといけません。
私はどの子もが安心できるようにするためには、過ちを認め正直に話せる子どもを育てることを大切にしてます。
そのために、私が工夫していることを今日はお伝えしようと思います。
①先生は見ていることをわからせる
この先生の前では嘘つけないなあ、という感覚を覚えさせることです。私は休み時間や掃除時間のようにトラブルが起こりがちな時間帯をねらって、トラブル探しをします。1から10まで全てバレないように見続けます。
当人たちは呼ばずにクラスでこんなことがあったんだけど、どう思うか?先生は悲しい、、、という話をします。(この先生は〜という言い方も大切です)
そのときに、当人たちと目を合わせ、先生は知ってるぞということをほのめかしておきます。
これを1学期4月末までに2ー3回入れておきます。
② 正直になることのよさを価値づけをする
正直に話したほうが、気持ちがスッキリするし、お得だ!ということを感得させます。
具体的には、①と同様にトラブルを探し、困っている子どもの話を聞きながら、正直に言えた子を全くしからず、むしろほめるようにします。
できたらクラスのみんなの前でほめる方が効果的です。
③ トラブルは必ず毎日どこかで起こっていることを話す。
大人の世界でさえ、平和なニュースしか流れないなんて日はありません。
今日も、コロナウイルスに、槇原敬之さんに、国会の問題発言など、、、マイナスニュースというのは必ずあるものです。
つまり、よくないことが起こるのは普通、起こらなかったら奇跡なのであって、そんな毎日のトラブルで悲しい思いをしていてはもったいないよね、ということを伝えながら、トラブルに対して前向きに関われるチームにしていこうよという集団づくりをします。
特に、①が入れば、『この先生には嘘が通用しない』ことをわかってもらえるので、グッとトラブル解決がスムーズになります。
②と③は、ある程度集団ができた段階、7月ごろをめどに話しておくといいのかもしれません。
明日からの先生方のお力添えになれたら嬉しいです。 トラブルの中から成長できる子どもに出会えたら、幸いです。
OZAKEN
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