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【5G学級経営シリーズ第4話】   自分に合った学び方を選択できるクラス


学び方って多様です。

個人、ペア、グループ、全体と目に見える形態だけでも4つ以上はあります。学校教育における学び方をあえて大きく2つにわけるとするならば、1つは自力解決、もう1つは協働的解決でしょう。

前者の自力解決の時間を十分に確保しようとする、研究授業が一時期流行ってましたね。
中には、自力解決を30分もとってますなんて先生もおられました。

5Gの時代となった現代において、完全なる自力解決を強いられる場面は100%ありえません。
もしいるとしたら、無人島で遭難していて、社会と断絶した状況でしかも一人で生活しているような人だけです。

私たちの社会には、インターネットという他者とのつながりが前提にあります。
大人になっていかなる仕事についたとしても、自分一人で悩んだ時に、『ググる』ことをするでしょう。もしかしたら、20年後はググらなくても、AIが教えてくれるのかもしれませんね。

私は、この価値観のもと、自力解決の時間をそこまで重視していません。

具体的には次のように、子ども達に学び方の選択肢を与えています。
『一人でじっくり考えたい人は1号車へエリアへ移動しましょう。』

『いや、ちょっと誰かと相談したいなって人は、2.3.4号車へ移動しましょう』

このようにして、子どものタイプや出会った問題に合わせて、自分の思いを表出しやすいスペースを子どもに委ねています。

決して自力解決をすることを否定しません。
ただ、現代においてさほどその時間を全員に強要する指導は全く持って意味がないということを伝えたいです。

目の前の子どもの顔を思い浮かべてください。
自力解決っていって、10分間何もかけずに下を向いている子はいませんか?
そんな子がいるよという先生方は見直していただきたいです。

お家の方へもお願いです。
お子さんのノートをみて、自力解決だと思われるところに何も書けていないことがわかったら、聞いてあげてください。

『担任の先生はきちんと話し合いや相談の時間とってくれてるかな?』

そして何より学び方を選択できるクラスは、主体的になります。

ぜひ先生方のご意見、お家の方の意見お待ちしています(^^)


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