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ボクコネ

皆さん、おはこんばんちは。

↑このブログのタイトル、エビ中(私立恵比寿中学)のファミリー(ファンの総称)じゃない方は分からないでしょうね😅

これは、エビ中メンバーが主役を務めた舞台劇「ぼくはテクノカットよりコネチカット」の略です。


ぼくはテクノカットよりコネチカット

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この舞台、実は3月下旬に大阪と東京で公演されるはずだったのですが、にっくきコロナウイルスのために中止となってしまいました😢

私は東京公演(博品館劇場)の千秋楽(3月29日)のチケットが当たっていまして、しかもファミリー歴4年目にして初のネ申席(C列=前から3列目)だったのですが、中止になって切歯扼腕し、暫くはひどく落ち込んでいたのでした😣

エビ中の演劇への思い入れ

私は元々、エビ中に興味を持ったのが彼女らが初めて主演を務めたシアターシュリンプ・第一回公演舞台劇「エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート」を観て、「この娘らはタダ者ではない!」と思ったからです。

つまり彼女らの「演劇」には想い入れがあるのです。

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↑ぽーちゃんのサイン。

サインをもらったのは、この時↓
0041.福岡2st&サイン会レポ(2017年8月4日)


ですから、この舞台が中止になったのは、本当に本当に、残念でした。

エビ中の演劇についてのいきさつや想いは、以前ブログに書いていますので宜しければ読んでみてください。

0001.りななんよ永遠に
(2017年3月28日)

0013.ぽーちゃん絶賛のブログ(2017年5月12日)


有料ライブ配信

しかぁし!

なんと、世の文明の進歩とは有り難いもので(笑)、その舞台の有料ライブ配信が実施されたのです!

4月18、19日、そして一昨日24日~26日の今日まで行われるのですが、18日はなんと配信スタジオが雷で停電してしまい、中止というトラブルが発生😰

いったい何処まで祟られてるんだ、と言いたくなるほどでしたね。(18日分は振替が昨日25日に行われました)

私は19日の昼の部を観ました。

さて。
ここから先は「ボクコネ」の内容について触れており、盛大に(笑)ネタバレしています。
未見の方は気をつけて頂き、読まれたくない場合は↑上の目次へ戻って、「ネタバレ終了」までジャンプしてください。
宜しくお願いします🙇

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「ボクコネ」ネタバレ

ライブ配信を見終わった時には、よく意味が分からなくて、まるで「太陽にほえろ!」のジーパン刑事状態、
「なんじゃいこりゃー!」
だったんですが(笑)、アフタートークを観た後にアーカイブを観返して(24時間はアーカイブで繰り返し観られるシステムで)みると、段々と登場人物一人一人の想いが見えて来ました。

自分の意思とは関係なく、知らない間にアパートごと宇宙空間に放り出され、しかも包丁で真っ二つに割られたリンゴのように地球が滅亡してしまい、帰るところが失くなってしまった人たちが「自分」を保とうと必死に振る舞う姿は、滑稽で、可笑しくて、でもどこか哀れで、これは深いテーマを孕んだストーリーやなと感慨深くなりました。

2回目の観賞後は、悪の権化だった山田(山口森広さん)を始め、その山田が殺した妻の遺体を隠すなど上司に尽くす部下(山田悠介さん、あーややこしい(笑))、認知症で家族に見放されたアパートの大家・りったんおばあちゃん、そのおばあちゃんにだけしか見えておらずストーリー展開を説明してくれる狂言回しのぽーちゃん宇宙人、売れない歌手で全宇宙に自分の歌を認めてもらう夢が破れて殺されてしまう真山姉さん、どこかスレていて男を見る目がなく宇宙キノコに侵されてしまう美怜、冷凍睡眠ボタンを押させるおばあちゃんを擁護してたのに結局はボタンを押すように指示してしまうひなたの引きこもり少女まで、登場人物一人一人がいとおしくなりましたね。

それは、アフタートークでこの舞台への想いを語ってくれた真山姉さんも、美怜も、山田役の山口さんも、芝居を楽しんでた。それが分かったからです。

楽しめたってことは、高羽彩さん(脚本・演出)の書いた脚本をしっかりと咀嚼して、テーマや意図がしっかりと分かった上で演じていたからなんだろうな、と思い至ったんです。

そこまで考えると、一人一人の立場や考え方、立ち居振舞いに深い意味があるんだなと…分かりました。

2回目に観た時は、セリフの一言一言に、最初は分かってなかった意味が見えはじめて面白かったです。

これまで2作の舞台、ぽーちゃんの「マチ子」を加えれば3作とも、シベリア少女鉄道の土屋亮一さん脚本・演出だった訳ですが、それとは全く別世界のストーリーで、いやぁ本当に深いお話でした。

一番印象的だったのはやっぱり、りったんが演じた大家のおばあちゃんですね。

アフタートークで真山姉さんも美怜も「もし違う役を演じるとしたら」という質問に、二人とも「おばあちゃん」と答えていましたから。
それだけこの脚本では、やはりあのおばあちゃんがキーパーソンだったと思います。

息子家族に出した葉書が宛先不明で戻って来たのを「知らない…」という、りったんのあの演技は切なかった。
他のシーンがどこも無邪気だったから、あの演技が余計に際立っていました。

おばあちゃん役なのに、そういった特殊メイクは何もなしで、普通にりったんが普段の見た目で演じていましたよね。着ていた衣装も幼稚園児のスモッグのような服でした。

この事で「違和感があった」「感情移入出来なかった」という感想を漏らした方もいますが、少し認知症が入ってる役柄で「見た目は大人だけど、中身は子供」という設定だったため、精神年齢を表すためにあえてメイクをしない演出だったのだと、私は推測しています。

私的に嬉しかったのは、宇宙の地球外生命体と交信する云々のくだりで、このブログで取り上げた事のあるロバート・ゼメキス監督の映画「コンタクト」について、ひなたが朗々と語ってくれたところですね!😆


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この演劇の脚本は元々、高羽彩さんが主宰する「タカハ劇団」で演じられていたものでした。

↑ネット検索してみると、オリジナルはひなたが演じた引きこもり役が男の子だったり、アパートに現れた旅行者は男女のコンビだったみたいです。高羽さんがエビ中用に書き直してくれたんですね。

ということはですよ!
もし何年か後に再演する機会があるなら、休業中のためにこの舞台に関わっていなかった彩ちゃんもキャストに加えたストーリーにしてほしいですね!
是非とも!
お願いします。

それにしても、未だに謎なのがこの演劇のタイトル「ぼくはテクノカットよりコネチカット」この意味です😆
どんな意味が隠されているのか、高羽さんに聞いてみたいものです😉

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ネタバレ終了

という訳で。

シアター・シュリンプは2作目「ガールズビジネスサテライト」までが公演されました。

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3作目で公演予定だった「シー・イズ・ノット・ポストオフィス」が、りななん(松野莉奈さん)急死のために公演中止となっていました。

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ぽーちゃんだけは「また来てマチ子」で舞台の主役を務めましたが、メンバー揃っての公演は(彩ちゃんの休養はかえすがえすも残念でしたが…)、本当に久しぶりでした。

ライブ配信の利点

「コロナのせい」で生の舞台を観ることは叶いませんでしたが、アーカイブがあって見返すことができるライブ配信の利点が分かったのは、「コロナのお陰」と言い替えることが出来るかもしれません。それでも、3列目のネ申席が幻になったのはやっぱり悔しい!😢

一刻も早くこの外出自粛状態が改善され、また次の機会にエビ中の舞台が観れることを楽しみに待ちたいと思います。

追記:「ボクコネ」Blu-ray Discが、6月12日に発売されることになりました!

【商品詳細】
■発売日:2020年6月12日(金)
■発売・販売元:SDP
■収録内容:Blu-ray 1枚(舞台 本編+メイキング映像)
■収録時間:本編124分+特典映像45分


それでは、また逢えるからこの言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならdestiny!


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